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バイナリーオプションでマーチンゲール法は有効か?

みなさんは、「マーチンゲール法」というものをご存知でしょうか?

ルーレットやポーカーの必勝法とも言われているギャンブルの賭け方です。

これまでの記事にも書いた通り、バイナリーオプションの仕組みは非常に単純で、カジノと似たところがあります。

そこで今回は、この「マーチンゲール法」がバイナリーオプションでも有効なのかを検証してみたいと思います。

その上で、バイナリーオプションに取り組むにあたっての注意点についても触れてみたいと思います。

マーチンゲール法はどんなもの?

まずは、知らない人のためにも、「マーチンゲール法」とはどういったものなのかを説明しておきます。

マーチンゲール法は、一言で言うと、「負けたら、次の賭け金を倍にする」という作戦です。

ただし、「勝率が50%程度で、勝った場合に賭け金が2倍以上になる」場合に有効だと言われています。

どうしてそう言われるのか、実際にギャンブルをした例で考えてみましょう。

ここで行う賭けは、「勝率は50%で、勝てば賭け金の2倍が手に入り、負ければ賭け金が没収される」というシンプルなものです。また、最初の賭け金は1とします。

  • 勝った場合
    賭け金1が、2倍の2になって返ってきます。
    お金は、2−1=1増えました。

  • 負け→勝ち
    賭け金1が没収されます。
    次の賭け金は2で、勝ちます。
    結果、2×2=4が手に入ります。
    お金は、2回分の賭け金を差し引くと、4−(1+2)=1増えたことになります。

  • 負け→負け→勝ち
    1回目(賭け金1):負け −1
    2回目(賭け金2):負け −2
    3回目(賭け金4):勝ち 4×2=8
    損益は、8−(1+2+4)=1となります。

  • 10連敗の後、勝ち
    10連敗での賭け金総額:1+2+4+8+…+512=1,023
    11回目(賭け金1,024):勝ち 1,024×2=2,048
    損益は、2,048−(1,023+1,024)=1となります。

このように、勝ったらその分だけお金は増える。
連敗してしまっても、次に勝てばそれまでの負けをすべて帳消しにできる

これが、マーチンゲール法です。

さて、いかがでしょうか。
あなたは、この方法は実際にうまくいくと思いますか?

また、バイナリーオプションで利用できると思いますか?

マーチンゲール法の問題点とは?

結論から言うと、マーチンゲール法はバイナリーオプションには使えません。そもそも平均ペイアウト倍率が2倍を超えることがまずないためでもあるのですが、他にも理由があります。

使えない理由を理解してもらうため、まずは、マーチンゲール法の問題点を説明しましょう。

マーチンゲール法は、「何連敗しようとも、賭け金を無限に増やしていくことで最後には利益を手にする」という手法です。損は絶対にしないとはいっても、それは机上の空論です。

  • 賭け金を無限に増やすのは非現実的
    最初の賭け金は10,000円だったものが、10連敗したから次は1,024万円を賭ける。どう考えても現実的ではありません。

  • 資金効率が良くない
    仮に、1,024万円賭けることができたとしても、最終的な利益は10,000円だけです。そこまでしてやっと、10,000円の利益。資金効率が悪すぎます。それならば、勝率を上げることを考えた方が、間違いなく成果につながるでしょう。

  • 実際のギャンブルでは、勝負を続けられる保証がない
    また、ギャンブルは相手がいるからできるものです。
    1,024万円賭けての勝負を、相手は必ず受けてくれるでしょうか。勝ち逃げされてしまう可能性については考慮されてはいません。

マーチンゲール法には、このような問題があるのです。

バイナリーオプションでマーチンゲール法が使えない理由

それでは、バイナリーオプションでマーチンゲール法を使った場合、どのような問題が起きるのかを考えてみましょう。前項で紹介した内容にあわせて説明します。

  • 購入金額に上限がある
    バイナリーオプションでは、1回の購入金額の上限が数万円程度に設定されており、賭け金を増やしたくても増やせないという問題が発生します。

  • 資金効率が悪い
    前項での説明と同じで、投資金額の割に利益が出ません。

  • 相場がある限り購入はできるが、当選倍率が変わる
    マーチンゲール法では、「勝てば倍になる」と勝ったときに手に入る金額が決まっているという前提条件があります。

しかし、バイナリーオプションは、相場の状況や他の投資家の購入動向にあわせて、ペイアウト倍率が変わります。倍率が低ければ、損をしてしまうこともあるのです。

100円からはじめて、3連敗のあと4回目で当たった(ペイアウト倍率1.8倍)としましょう。

1回目(100円):はずれ −100円
2回目(200円):はずれ −200円
3回目(400円):はずれ −400円
4回目(800円):当たり +1,440円
損益は、1,440−(100+200+400+800)=−60円となります。

このように、マーチンゲール法を実際にバイナリーオプションにあてはめるのは無理があるのです。

ちなみに、マーチンゲール法についての解説によっては、

「1,024万円なんて賭けられるわけなく、賭け金を無限に増やすのは非現実的だ」という反論に、「賭け金を増やすことができないのであれば、それはマーチンゲール法を使っているのではない」

「相手に勝ち逃げされたら、大敗してしまう」という反論に、「それはマーチンゲール法がおかしいのではない。勝ち逃げされたのなら、マーチンゲール法でギャンブルをしているのではなくなるからだ」

こういった説明をしている場合があります。
理屈は間違ってはいませんが、それを信用してマーチンゲール法を使ってギャンブルするのは大間違いです。

理論を相手にギャンブルしているのではありませんからね。

結局は、勝率を上げられるように努力すべき

バイナリーオプションにマーチンゲール法が向いていないことはわかっていただけたと思いますが、最後に、それよりもずっと大切なことをお話ししておきたいと思います。

実は、マーチンゲール法は、「ギャンブラー(ここでは投資家)がはまりやすい落とし穴」を私たちに教えてくれているのです。

バイナリーオプションで、1,000円で3連敗してしまった。
「何とか負けを取り戻さなくては!」と思い、5,000円で勝負に出た。

「負けが込んでくると、つい大きな勝負に出てしまう」。これは、多くの投資家が犯してしまう失敗です。

結局はマーチンゲール法と同じことをしてしまっているのです。そしてやはり、満足のいく結果にはなりにくいのです。

冷静さを失って大勝負に出るということは、いい結果をもたらすわけではありません。

失った資金を取り戻そうとあわてるのではなく、「失敗は失敗」と真摯に受け止めて、何が悪かったのかを考えることです。

そして、購入金額を上げるのではなく勝率を上げて、損失を地道に少しずつ取り戻していきましょう。勝率が上がれば、失敗しても仕切りなおすことができるのです。

ただ単にお金を取り戻そうとするのではなく、着実に勝てる方法を模索する方が、勝者への近道なのです。

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