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どうして為替相場が動くの?わかりやすく解説してみた

ニュースを見ていると、
「今日の東京為替市場は…」
と言っているのをよく聞きます。

毎日報道されていることからわかるように、日本円とアメリカドルの相場は、日々動いています。

言い換えれば、「通貨の価値も、日々変動している」ということなのですが、私たちが暮らしの中で、「昨日と比べて、お金の価値が変わった」と実感することはありません。

それもそのはず。
「為替相場でお金の価値が変わる=外国から見たお金の価値が変わる」なのです。

あくまで「外国から見たお金の価値」、であり、「私たちの日々の暮らしにおけるお金の価値」ではないからです。暮らしの中のお金の価値は、そう簡単には動きません。でも外国から見たお金の価値=為替相場は頻繁に動きます。

では、為替相場が動くということはどういうことなのか、何が原因で動き、動くことでどのようなことが起きるのでしょう?

 

とくにFX(外国為替証拠金取引)投資を行う上では、為替相場に関する知識は欠かせません。

それではまず、基本的な外国為替の仕組みについて、詳しく説明していきましょう。

国がお金に価値を与えている

外国から見たお金の価値が変わるといっても、ちょっとイメージしにくいかもしれません。

少し難しいかもしれませんが、まずは、「お金とはいったい何なのか?」というお話から始めましょう。

お札をじっくりと見てみましょう。
「日本銀行券」と書いてあります。

お札は、お金の価値を知らなければ、ただの紙切れです。

けれども、日本銀行、つまり、日本という国がその紙切れに1,000円という価値を保証し、私たちがそれを信用しているから、1,000円札は1,000円の価値があるものとして使われます。

私たちも外国の人も、日本という国を信頼しているからこそ、日本円というお金が存在しているのです。

それでは、もし日本が近いうちになくなってしまうとしたらどうでしょう?

日本銀行券と書かれたお札の保証が消えてしまうわけですから、日本がなくなった瞬間に、紙切れになってしまいます。

いつ紙切れになってもおかしくないお金なんて、誰も持っていたくはありませんよね。

お金ではなく、モノを持とうとするはずです。
そんな通貨は、より信頼できる国の通貨と比べて価値が下がります。

このように、信頼できる国の通貨かどうかでお金の価値が決まってきます。日本円やアメリカドルなどは、安定した国の通貨として、世界的にも圧倒的に信頼されています。

ただ、お金の価値が変わる理由はそれだけではありません。
むしろ、他の理由で為替相場が動く方が多いくらいです。

世界は、政治的にも経済的にも複雑に絡み合っています。
このため、為替相場は長期的・短期的、さまざまな理由で変動します。

具体的な例を挙げながら、考えることにしましょう。
(ただし、イメージしやすいように書いていますので、現実とは多少異なるところがあります)

長期的な為替変動 〜日本の経済発展と円高〜

まずは為替相場の変動をもたらす長期的な理由について説明します。

日本は今や、世界でもトップクラスの経済大国です。
経済が発展していくにつれて、円高が進みました。
自動車の貿易を例に、円高の過程を説明していきましょう。

1$=200円のときに、アメリカ国内では1万ドルで自動車が売られていました。日本車も200万円だったので、アメリカで買うと1万ドルで同じ値段でした。

しかし、日本の生産技術がどんどん発展し、160万円で売られるようになりました。

アメリカでは、160万円÷200=8,000ドルです。
従来に比べ、2割も安い値段です。

おかげで、日本車はどんどん売れていくようになりました。
逆にアメリカ車は売れなくなりました。

こうしてアメリカ経済は打撃を受けて弱くなり、日本は潤い、強くなっていきます。

すると、相対的に日本円が信頼され、アメリカドルは安く、日本円は高くなる、つまり、円高ドル安になっていったのです。

このように長期的な視点では、為替相場は国の強さに対応して変動していきます。

短期的な為替変動 〜経済指標と為替〜

それでは逆に、短期的な為替相場の動きはどうでしょうか。
失業率を例に、考えてみましょう。

日本の失業率が、3%から4%に悪化したとします。

失業率が悪化するということは、日本企業の業績が悪くなることを示しています。

つまり、日本の景気が悪くなる⇒日本という国が弱くなる⇒円安となります。

多少の変動で国がとても弱くなってしまうわけではないので、大きく動いても数円程度しか相場は動きません。

けれども、FXでは数十銭の動きでも大きな損益が出るので注意しましょう。

GDP(国内総生産)や貿易収支など、他にも多くの経済指標が、為替相場を短期的に動かす原因となっています。

国がわざと通貨の価値を変える? 〜金融緩和と円安〜

ここまで、為替相場を動かす例を2つ紹介しました。
最後の1つは、「国が為替相場を動かす」場合です。

たとえば「金融緩和」です。

「日本銀行が金融緩和を決定した」
そんなニュースを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

本来、金融緩和は、景気を刺激するために行います。
金融緩和とは、お金の量を増やすことです。
お金の量が増えることで、世の中にお金が出回りやすくなり、景気が良くなります。

そして、その金融緩和の派生効果のひとつとして、「円安」があります。金融緩和でお金の量が増えると、その影響で外国通貨と比べ相対的に自国通貨の価値が下がり、円安となるのです。

またこの派生効果としての円安を誘導するために、日本銀行(実質的には政府)が意図的に金融緩和を決めることもあります。

これが「国が為替相場を動かす」ひとつの例です。

日本が金融緩和をすることで、日本円の価値が下がる。
外国から見ると、相対的に日本円以外の通貨の価値が上がるため円安になる、という仕組みです。

逆に、日本以外の国が金融緩和を行うと、その国の通貨が安くなり、相対的に日本円は高くなります。

輸出をしている国は、自国の通貨が低い方が物やサービスを安い価格でたくさん売ることができるので貿易収支上有利になります。逆に自国通貨が高くなれば、輸出は低迷し、貿易収支は赤字になりやすくなります。

リーマンショックの後には、アメリカやEUが競うように金融緩和を行いました。これも自国通貨を安くして、貿易額を黒字にしようとしたからでした。

そのあおりを食う形で、日本が円高に悩まされていたのは、記憶に新しいところかと思います。

どうしてそう動いたのかを考えるクセをつけましょう

為替相場が動く理由はご理解いただけたでしょうか。

FX投資を始めるならば、「どうしてこのように相場が動いたのか」を理解できるようなっておくことが大事です。

普段から、相場が動いたらその理由を考える。
考えなくても、確認する。

個人投資家だけでなく、ヘッジファンドや機関投資家といったプロの投資家たちが、何を考え、どう行動したのかを知っておきましょう。

その経験が、あなたがFX投資で売買を判断するときに、きっと役に立つはずです。

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