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手数料で比較

FX業者を手数料で比較する!!

最近ではFX取引業者では手数料無料が基本なので、有料にしている業者を見掛けることはほとんどありません。そこで今回は、FX取引を行う際、手数料のように投資家から業者に支払う必要のある費用(コスト)に着目したいと思います。

スプレッドの違いに着目

投資家の負担する必要のあるコストとして、最初にスプレッドを取り上げたいと思います。為替相場は、2つのレートで表示(2ウェイ・プライス)されますが、極めて単純に言うと、この買値と売値の価格差のことをスプレッドといいます。


FX取引業者はこのスプレッドから利益を得ており、事実上の手数料と考えられます。なお、スプレッドは業者によって異なります。

スプレッドについて、具体例で説明します。

ある業者で、為替相場が、

1ドル=100円23銭-25銭と表示されていた場合、

スプレッドは、100円25銭 − 100円23銭 = 2銭となります。

取引単位を1万通貨とすると、スプレッドが2銭なので、支払う金額は200円となります。

一方、スプレッドを1銭に設定している業者の場合、取引単位1万通貨とすると、この業者に支払うスプレッドの金額は100円となります。

この2つの例では、業者間で支払うスプレッドの差額は100円です。

1日3回、1万通貨の取引を1年間(250日)続けると、

3回×250日×100円=75,000円

となり、100円のスプレッドの違いが1年間では75,000円にまで拡大することが理解できます。

この例でわかる通り、取引単位の大きさや取引回数により、スプレッドの差は大きくなるので、スプレッドの小さいFX取引業者を選ぶ方が有利ということになります。

スプレッドを小さめに設定している業者を5社選び(2011年9月某日確認)、下の表にまとめたので、参考にしてください。

FX取引業者間のスプレッド比較(単位:銭)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
FXトレーディングシステムズ 0.5〜0.9 0.9〜2.3 4.7〜4.9 3.9
FXCMジャパン証券 0.6銭原則固定 変動制 変動制 変動制
みんなのFX 0.6 1.9 4 5
外為ジャパン 0.7 1 1.6 2.2
FXトレードフィナンシャル 0.7 1.4 2.2 1.8

(各社ホームページを基に筆者作成)

約定率・スリッページに着目

投資家の負担が必要となるコストの2つ目として、スリッページを取り上げます。スリッページとは、為替相場の急落や急騰といった急激な変化の際に、注文価格とかい離した価格で約定することです。

例えば、投資家が1ドル=100円50銭のときに買いたいと思い、成り行き注文を入れたところ、レートが1ドル=100円51銭に変わり、この価格で約定してしまった場合、このズレをスリッページといいます。

FX取引において、自分の注文がFX業者との間で成立することを約定といいますが、FX取引では、約定拒否やスリッページの発生により、自分の注文が提示した値で成立しない、といった事象も多かれ少なかれあるようです。

約定率の低さやスリッページの頻発は、投資計画などに大きく影響すると考えられます。他方、約定率やスリッページについて開示している業者は少ないので、口座開設前のデモトレードが可能な業者であれば、こうした機能を利用して、約定率やスリッページの発生度合いを事前確認するとよいでしょう。

なかには、ひまわり証券やマネーパートナーズのように約定率の高さやスリッページの発生率の低さを明言している業者もあります
ちなみに、ドル/円取引の場合のスプレッドはひまわり証券が1銭マネーパートナーズが1.2銭とスプレッドの表で取り上げた5社の業者よりはやや高めに設定されていますが、スリッページ発生によるコストについてはゼロとなる訳です。

スワップポイントの違いに着目

次に、スワップポイントによるコストについて取り上げます。

低金利国の通貨で、高金利国の通貨を買うと金利差が生まれ、保持しているだけで金利が得られます。この金利差をスワップポイントまたはスワップ金利といい、FX取引では、こうした金利差を利用した利益獲得方法があります。

もっとも、高金利国の通貨で、低金利国の通貨を購入した場合には、逆に、金利を負担することになり、これがコストとなります。例えば、2011年9月時点で日本の政策金利はわずか0.1%、一方、豪ドルは4.75%です。

このため、金利4.75%の豪ドルを借り入れ、

金利0.1%の日本円を買えば、両国の金利差は、

0.10% − 4.75% = ▲4.65%

となり、差し引き▲4.65%の金利を負担することになります。

このように、スワップポイントによるコストは、高金利通貨で低金利通貨を購入しなければ発生しないので、先に挙げたスプレッドやスリッページとは、性質の異なるコストかもしれません。

ただ、円高が進行している局面では、米ドルや豪ドルなどの外国通貨を借りて円を購入し、為替差益を狙うといった取引を行う機会も出てくると思います。

このとき、局面の変化時に決済のタイミングを誤り、その後、円安方向に進む状態が続いたときには、次の円高局面まで放置しておく投資家もいると思います。このような場合は、上の例のように、金利を負担し続けることになるので注意が必要ということになります。

下表は、スワップポイントを高めに設定している業者のうち、調査時点の国内上位5社を選び、まとめたものです(2011年9月某日)。ただし、スワップポイントは日々変化しており、必ず自分自身で確認が必要です。

<FX取引業者間のスワップポイント比較(単位:円/1万通貨)>

米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
外為どっとコム ▲5 5 ▲22 22 ▲17 17 ▲103 103
FXトレードフィナンシャル ▲4 4 ▲21 21 ▲19 19 ▲100 100
GMOクリック証券 ▲5 4 ▲23 21 ▲20 18 ▲106 103
ひまわり証券 ▲7 4 ▲23 28 ▲25 20 ▲111 106
FXトレーディングシステムズ ▲9 3 ▲27 19 ▲25 14 ▲110 105

(各社ホームページを基に筆者作成)

例えば、ひまわり証券では、豪ドルで日本円を購入した場合、負担するスワップポイントが、他の業者と比較すると最も高く設定されているので、注意が必要になります

以上を踏まえ、負担するコストの観点から、業者選びを行う場合は、

コスト = スプレッド + スリッページによるコスト + スワップポイントによるコスト

に留意するとよいでしょう。

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