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米雇用統計の波紋が広がる…

8月6日、米雇用統計が発表され、失業率に改善が見られないことが露呈されました。これを受け、週明けからの為替相場が大きく注目されることになります。
ドル売りの加速が進むのか?また、ドル以外での取引量の増加にも注意が必要と言えそうです。

まずは8月7日現在(16:30)の「米ドル/日本円」の状況から確認していきましょう。


85.40〜85.50 トレンド状況:ニュートラル


昨日、8月6日に発表された米雇用統計が投資家の不安を招き、またもや85円台に突入しました。

8月9日の週明けには、日本の「景気ウォッチャー」などの指標が発表されるため、その時点で大きく動き出す可能性があります。

それでは、週明けに向けた8月7日時点での各通貨ペアの動向やコメントを確認していきましょう!


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■経済ライター「マイケル・ライト氏」のコメント■

円が2週続けてドルに対しての強みを見せている。これは間違いなく、アメリカ経済の回復の遅れを不安視した投資家による円買いが進んでいるためだが、日銀やFOMCの「政策金利の動向」も1つのポイントとする専門家も多い。

しかし日本の金利は、2008年12月より全く変わっておらず、今回も金利操作が行われるとは考えにくい。そこで注目されるのが、日銀による「市場介入」の動きだ。

金融庁の発表によると、市場介入の可能性については否定的なコメントを残しているが、「現在の為替レートは異常だ」と明言していることもあり、徐々に介入に向けた動きが見られるかもしれない。


■DailyFX「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

アメリカの失業率の改善が不透明なのは、市場にとって非常に大きなインパクトと言える。たんなるドル売りが進むだけでなく、本格的なドル離れが進む可能性があるからだ。

ドル売りなら話は分かる。売りポジションを建てていれば、それなりに魅力的な取引が出来るからだ。しかし、ポンド円の取引量が急激に増え、しかも、ポンドやドルに対して抵抗線を上抜いたこともあり、今後、ドルを交わさない取引が増えることが懸念される。

FRBは積極的な対策を打ち出すべきであり、対策を打ち出すことが、投資家をドル市場へ引き戻す唯一の策とも言えるだろう。


■経済アナリスト「ボリス・スコルスバーグ氏」のコメント■

15年ぶりの安値水準となったドル円だが、一部の市場関係者は「反転のサイン」と見ているようだ。しかし、それをそのまま信用するのは危険と言える。

私の見方では、「84.81」のラインはすぐにでも割れると考えている。たとえそれが今日でなくても、来週には割り込む可能性があるのだ。

現時点では、ドルに強みが戻る可能性はほとんど考えられない。多くの市場関係者の共通した意見、「ドルの魅力が見当たらない」のように、ドル買いをする価値を見いだせない投資家も多いだろう。

デイトレのような超短期取引の場合、一時的なドル高によって利益を狙うことは可能だが、中期的にはドル買いはオススメ出来ない。


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いかがでしょうか?色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
日銀の市場介入の動きに注目が集まっている

<ポイント2>
ドルに絡んだペアの取引量が減少傾向にある
(短期的なものと考えられるが…)

<ポイント3>
中期的なドル買いはオススメ出来ない
ドルに買うだけの魅力が見当たらないためだ


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

アメリカの雇用統計など、悲観材料が多く発表されたことから、米ドルに対して強みを増していると言える。一方、8月6日時点ではポンドやユーロに対してほとんど動きを見せず、やはり米ドルに不審を抱いた投資家が、円を多く買ったということなのだろう。

しかし、今後も円高の水準で移行するかどうかは分からない。というのも、短期的に見れば、85円台前半のラインは、サポートラインとして強く働く傾向にあり、市場関係者は「反転のパターン」と呼んでいるのだ。

したがって、売りポジションの利益確定を目的とした決済は、週明けに向けて非常に込み合う可能性がある。


□■米ドル■□

失業率に依然として改善が見られないことを受け、主要通貨に対してさらに弱みを露呈することになった。

そもそも、経済回復が遅れていることが米ドルの弱みを露呈させたのだが、それに伴って不安を招く指標が相次いで発表され、とくに円に対しては強みを失っていると言えるだろう。

また、FRBの「楽観視」も市場の冷ややかな視線を集めている。積極的な対策が必要とされる中、「何とかなる」の姿勢では投資家の信頼を回復することすら難しいだろう。したがって、米ドルの主要通貨に対する力の回復は、もうしばらくは見られないものと予想できる。


□■ユーロ■□

イギリスの製造業関連やインフレ関連の発表が市場に好意的に受け止められたことから、ユーロはポンドに対して多少の下落を見せた。しかし、アメリカの悲観的な指標により、対ドルでは強みを増していると言えるだろう。

イギリスの第2四半期のGDPが予想を超えて良かったことから、ポンドでの弱気市場はもうしばらく続くと思われる。

一方、円に対しては大きな動きが見られず、8月9日の日本の「景気ウォッチャー指標」までは様子見の状態が続くだろう。


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いかがでしょうか?上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
米ドルが強みを増す要素がなかなか見当たらない

<ポイント2>
FRBも積極的な対策に欠いていることから、
米ドルの対主要通貨での回復は遅れるだろう

<ポイント3>
イギリス国内のデータが好意的であることから、
ユーロはポンドに対して少し弱気である

<ポイント4>
8月9日の日本の「景気ウォッチャー指標」は重要である


さて、相変わらずアメリカに「明るい光がない…」と言えますね。特に失業率の改善の遅れは市場に「ため息」をもたらしました。

米ドルの回復が見られるようになれば、円高に歯止めがかかるだけでなく、各通貨の勢力図も以前のものに戻ると思うのですが、どうやら、その日が来るのはもう少し先のようです。


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