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円に資金が集まる構図に変化がない…

15年ぶりに83円台を記録した先週でしたが、来週はどうなるのでしょうか?日銀と政府による使いの金融緩和策を始め、市場介入の可能性を海外のマーケットはどう見ているのでしょうか?専門家の詳しいコメントと一緒に予想してみましょう!



それでは、8月28日現在の「米ドル/日本円」の状況から確認していきましょう。


85.24〜85.29 トレンド状況:弱気

15年ぶりとなる83円台に突入した先週の為替市場ですが、週末に日銀と政府の強いメッセージが発せられたことから、現在は85円台前半で落ち着いています。しかしながら、市場は日本の口先だけの介入に不信感を抱き始め、今回の強いメッセージの期待感を裏切るような結果になると、一気に市場は円高方向へと向かうでしょう。

まさに「正念場」となり得る来週の相場予想について、海外の専門家のコメントなどと一緒に確認していきましょう!

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■経済評論家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

GDPの改定値とFRBバーナンキ議長の発言が、来週の相場に大きな影響を与えそうだ。先週末、GDPの改定値がそれほど悪いものでなかったことに踏まえ、日銀と日本政府からの強いメッセージも出され、一時的に円売りが多く進んだ。そのため、現在は85円台前半に落ち着いている。

しかしながら、日銀と日本政府のイベントリスクを避けるために円売りが進んだとも考えられ、投資家の本格的な円売りにはつながっていないだろう。むしろ、日本政府の期待感ばかりを煽る(あおる)手法に市場が失望感を持てば、これまで以上に円買いの動きが加速するかもしれない。

しかし、週明けの東京市場ではまずは、寄り付きは円売りが強く出る可能性がある。日銀による追加の緩和策がどこまで効果的なのかは不透明だが、少なくとも、投資家の期待は膨らんでいるためだ。



■為替分析家「デイビッド・ソング氏」のコメント■

面白いことに、オーストラリアドル(以下:豪ドル)が先週末に対米ドルで上げて取引を終えた。総選挙が行われたオーストラリアだが、その経済への影響も不透明であり、経済回復も遅れているにもかかわらず、一気に上げて取引を終えたのだ。

この最大の要因は、「9月の半ばに政策金利が引き上げられるのでは?」との期待感が市場に広がり、思惑買いが進んだためだと思われる。実際に利上げが行われる可能性はまだ何とも言えないが、少なくとも「期待感」は市場に多く見られるだろう。

しかし、裏を返せば「期待感だけによる値上がり」であり、実効的な経済回復の政策も見られないことから、この期待感が裏切られる結果になればさらに深刻な豪ドル安を招く可能性も視野に入れておきたい。



■経済アナリスト「マイケル・ライター氏」のコメント■

対米ドルで15年ぶりの高値を付けた先週の相場において、輸出産業へのダメージを回避するために日銀による市場介入の可能性が現実化してきた。そのため、週末の取引後半には一気に円が売られた格好だ。しかしながら、まだ本格的な円売りへの加速にはつながらないだろう。

そもそも現在の円高は、日本経済への信頼ではなく、世界経済の停滞のために安全な資産を投資家が求めているためだ。米ドルやユーロが下落し続け、相対的に円が高くなっている格好と言えるだろう。その仕組みは今も変わっておらず、どれだけ介入が行われようとも、無駄に資金をドルに流入するだけに終わる可能性が高い。

また、アメリカの8月の失業率も9.6%と、予想の9.5%をさらに下回る結果となり、政府は緊急の宿舎を失業者に割り当てるなど、まだ雇用回復への道のりは遠いと言える。そのため、週明けは円売りが行われるかもしれないが、中期的にはまだ円に資金が流入する可能性が高いと言えるだろう。


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いかがでしょうか?色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
日銀と日本政府による介入の可能性がみられるが、
その効果については限定的との意見も多い


<ポイント2>
金利上昇との期待感が広まり、
豪ドルへの思惑買いが進んでいる


<ポイント3>
円に資金が流入する構図に変わりはなく、
まだ円高基調に本格的な変化は見られない

このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

日銀と日本政府による週末にかけての強いメッセージが、一時的に円から資金を放出させたと言える。特に輸出産業を守るためにこのようなメッセージが出されたのだが、市場関係者の間では、今後も円買いの動きが加速する可能性が高いと言われている。

というのも、日本1国だけの介入では効果が限定的であることは明白であり、なおかつ、アメリカ経済の回復の遅れがまだ深刻である以上、円に資金が集まる構図に何の変化も見られないからだ。

ユーロは、スペインやポルトガルのリスクが大きいため、「円⇒ユーロ」への資金移動はしばらく行われないだろう。したがって、まずはアメリカ国内の指標に改善がみられ、「円⇒米ドル」の流れが加速してこそ、円高基調の本格的な一服と言えるのではないだろうか?しかしながら、アメリカ経済にも明るい材料はほとんどなく、やはり円に資金が集まる構図に変化を求めるのは時期尚早と言えるだろう。来週の週明けは一時的に円売りが入る可能性が高いが、その後は反転するとの予想が大半を占めるのはそのためだ。



□■米ドル■□

先週1週間の動向をまとめると、前半から週末にかけて、対主要通貨に対して強みを少し取り戻した格好だ。しかし対円ではまだ弱みを露呈しており、週末の日銀のメッセージで一時的にドル買いが進んだものの、緊急避難的な要素が強いと言えるだろう。したがって、対円ではまだドル安水準が続く可能性が高い。

週明けの予想で言うと、まずは円売りを視野に入れておきたい。マーケットがクローズしている週末に日本政府の「追加の金融緩和策」が決定し、効力を見極めるまでもなく、まずはその反応が円売りとして現れる可能性が高い。

しかし前述の通り、やはり円買いの構図に変わりはないことから、日銀と日本政府の期待感が失望感に変わった瞬間こそ円買いがさらに加速するタイミングと言える。15年ぶりに83円台をつけ、さらに82円台へのトライもまだみられることから、来週の中頃からの動向は要チェックだろう。



□■ユーロ■□

対円ではまだ何ら強みを取り戻せていないが、先週末にかけての3日間は対米ドルで上昇した。これは、アメリカの経済回復にさらなる遅れが見えることから、ユーロから米ドルへ資金を避難させる価値が薄まったためだ。

しかし、これは言うべきではない事かもしれないが、日本円が異常に上昇しており、アメリカ経済への明るい見通しもないことを考えると、ユーロドルで反転を狙うだけの取引が続いているようにも見える。つまり、投資家は別の避難場所を確保しており、万が一の状況にならない限り、無駄に上下を繰り返すユーロドルでの取引が続く予想だ。テクニカル分析も当てにならない1週間となる可能性が高い。

ただし、ヨーロッパ圏で言うならば、来週も期待できそうにない指標が続く予想があることから、先週のユーロ高はイベントリスクを回避し、短期的な利益狙いを目的としたものだとも考え方も多くみられる。そのため、対主要通貨でのユーロ安は来週も続く可能性があり、とくに、対円での下落には注意する必要があるだろう。

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いかがでしょうか?上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
市場介入が行われようとも、効果は限定的であり、
円に資金が集まる構図に変化は見られない


<ポイント2>
まだ指標にも明るい材料がみられないことから、
米ドルは今後も対主要通貨で強みを戻しにくい状況にある


<ポイント3>
ユーロは、対米ドルで先週末に上昇を見せたが、
短期的な利益に狙いによる公算が大きく、EU経済の回復はまだ先になりそうだ


米ドルやユーロ、日本円やポンドなど、主要通貨内での混乱が続いた先週1週間でしたが、来週は日本政府のメッセージなども出されたことから、多少は変化がみられるでしょう。

週明けは「寄り付き円売り」との予想が市場の大半を占めていますが、それが長く続くとの声は聞かれません。上記のとおり、円に資金が集まる構図に変化があってこそ、本格的にえッぶりが加速するといえるでしょう。

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