FX 業者 比較 - 初心者のための入門!! > 海外のFX情報を翻訳するブログ | 海外の気になる為替情報を無料公開 > 日本に打つ手はあるのか!?

海外のFX情報を翻訳するブログ | 海外の気になる為替情報を無料公開

日本に打つ手はあるのか!?

日銀や政府の対応も、ほとんど効果を見せないままに泡となって消えてしまいました。もちろん、何もしないよりかはマシだったのかもしれませんが、アメリカの経済回復が本格化するまで、日本はジッと耐えることになるのでしょうか?気になる今後の為替の動向を、海外で発表されているコメントなどと一緒に分析していきましょう!




それでは、8月31日(14:00)現在の「米ドル/日本円」の状況から確認していきましょう。


84.25〜84.29 トレンド状況:強気


日銀と政府の対応は、ほんの数時間の効果だけを残し、結局は何もなかったかのように相場は推移しています。現時点での日本1国だけの対応に限界があることを、世界中に知らせる結果となってしまいました。

さて、今週は明日の米ADP雇用統計に始まり、9月3日には米8月雇用統計が発表されます。それらの指標発表を前に、アメリカ市場の関係者はどのように分析しているのでしょうか?

----------------------------------------------------------

■FXSTREET.COM掲載のコメント■

ポンドの対円での下落が止まらない。このところ対円での上昇気配を見せていたポンドだが、月曜日に「約270pips」も値を下げ、さらに下落傾向は続くものと思われる。

現在、130円を割り込んだ形で推移しており、一時的な反発は見られるだろうが、この下落は本格的なものだと言える。しかし、本日18:00に発表されるユーロ圏の雇用統計の数値に改善が見られれば、底なしに思えるこの下落にも一定のストップがかかると言えるだろう。

一方、対米ドルでは、現在「1.5450〜1.5475」のボックス相場を描いている。こちらに関しては、それほど大きな変化は見られないと考えるのが妥当だ。なぜなら、イギリスもアメリカも経済回復が遅れており、対主要通貨で下落しているという点で一致しているためだ。



■為替分析家「ジョエル・クリュガー氏」のコメント■

好調(上昇)を見せているのは円だけではない。そもそも円に資金が集まっているのは、「安全な資産」であることが最大の理由なのだが、その意味ではスイスフランも同じである。実際、フランは対主要通貨に対して大きく値を上げており、とくに対米ドルとユーロでの上昇は顕著に見られるだろう。

8月31日時点では、ドルフランで「1.02」近くまで下落するなど、フランの好調もまだ止まる気配を見せない。また対ユーロでは新記録の「1.3000」に近付くなど、こちらの上昇も非常に特徴的である。

現在、日本政府の対応が世界のマーケットから無視されており、それに代わる投資家心理を揺さぶる事柄が起きない限り、やはり円とフランへの資金流入は止まらないだろう。しかしながら、円とフランのロングポジション(買いポジション)は、いつ反転してもおかしくないほどまでに上昇しているため、これから長期のロングを建てる方法はあまりオススメ出来ないと考える。



■経済アナリスト「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

ユーロ売りが一時的にストップする可能性が出てきた。これまで、ユーロに関するリスクを避けるため、主に日本円に資金が流れ、またオーストラリアが「金利を上げるのでは?」との期待が高まり、豪ドルへの資金流入も見られた。

しかし、まず日本の鉱業指標が悪かったこと、そしてオーストラリアの小売りと建設関連の指標が悪く、利上げへの期待感が薄れたこと、さらに、豪ドルに連動するNZドルが世界中で売り先行になっていることなどを受け、日本やオセアニア地域に流れ込んでいた資金が、ユーロに戻る可能性が出てきているのだ。

ポイントは、本日31日の18:00に発表されるユーロ圏の「失業率」だろう。予想では「10%」となっているが、ここに改善が見られるなら、多少はユーロが強みを戻す動きが短期的に見られる可能性が高いと言える。


----------------------------------------------------------

いかがでしょうか?色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
ポンドが対円で大きく下落している


<ポイント2>
上昇しているのは円だけでなく、
フランも対米ドルやユーロで好調を見せている


<ポイント3>
一時的(短期的)にユーロ買いが進む可能性がある


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

----------------------------------------------------------

□■日本円■□

日銀も日本政府も、現在の円高水準を注意深く見守っているようだが、日銀の追加金融緩和策は市場から冷ややかな反応を突き付けられた格好になった。月曜日午前、市場は日銀の緊急会合が行われたことを受け、一時的に円を売り、対米ドルで85円代中盤にまで相場を戻した。

しかし、日銀の発表が市場の予想範囲内であったこと、また、実質的な効果が見込めない発表であったことを受け、結局、円は対米ドルで84円台に再突入することになった。

世界の市場は、日本の為替介入のタイミングを見る局面に入っていると言えるだろう。日本1国での介入にそれほど大きな効果がないことは明白だが、少なくとも、投機の無茶な円買いを食い止めることはできる。他に手立てがないことを考えると、投機ににらみを利かすのが現時点で最も有効は手段と言えるかもしれない。



□■米ドル■□

円に対してはまだ弱みを露呈しているが、対ユーロとポンドでは「ググッ!」と値を上げている。対ユーロでは、「1.26台」となっており、上げ幅も大きいものになっている。また、対ポンドでも同様に上げており、8月31日15時時点では「1.54台」となっている。

しかし、円に対しては31日始値の「85円38銭」から現在は84円台前半で推移しており、まだ円買いの動きが活発化している状況だ。

対ユーロとポンドについては、今後も継続的にドルの強みを取り戻すだろうが、対円に関しては、今年中に強みを取り戻すのは難しいだろう。バーナンキ議長の発言にもあったように、来年以降、本格的なアメリカ経済の回復が始まると市場関係者も予想しているのだが、それまでの避難場所として円は狙われ続けるだろう。

また、日銀と日本政府の対策に大きな効果は見られず、市場関係者もそれを十分に理解しているため、円は、「買われる動きにどこまで耐えられるのか?」が大きなポイントとなると考えられる。



□■ユーロ■□

8月31日時点で言うならば、ユーロは対主要通貨で「全面安」の様相になっている。債券等の支払い能力に大きな不安が露出したこともあり、これまで強みを見せていた対ポンドでも、今日は大きく値下げている。ロンドン銀行が夏季休暇でしばらくクローズするため、リスク回避を狙った動きも関係していると思われる。

また、本日18:00発表のユーロ圏失業率のみならず、明るい指標がほとんど見当たらないことから、まだユーロの見通しは暗いと言えるだろう。

しかし、日本の鉱業関連の指標が思わしくなかったこと、また、オーストラリアの利上げの期待感が薄れたことなどを受け、短期的な上昇を狙ってのユーロ買いが進むそうな気配だ。あくまでも短期的であるため、長期ポジションを建てることは危険と言えるが、投機の短期筋がどう動いてくるのか、ここが大きなポイントの1つになるだろう。

----------------------------------------------------------

いかがでしょうか?上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
世界の市場は日銀の為替介入のタイミングを見ている


<ポイント2>
日銀の為替介入は、投機の「無茶買い」を止めるには効果がありそうだ


<ポイント3>
アメリカの経済回復が本格化するのは来年以降とみられており、
それまで、円買いの攻勢に耐えられるかどうかが大きなポイント


<ポイント4>
ユーロの見通しはまだまだ暗いが、
短期的な反発を狙ってのユーロ買いが進む可能性がある


数週間前と比較して、さらに「混沌」とした為替市場になっていると言えるでしょう。アメリカとユーロ圏の経済回復が非常に遅れていることから、やはり円買いの流れが止まりません。日銀の追加金融緩和策も、わずか半日の期待感による円売りしか効果はありませんでした。

日本に打つ手がほとんどない状態ですが、アメリカの本格的な経済回復が始まるまで、日本は小さな弾を撃ち続ける必要があると言えるでしょう。むしろ、量的緩和などの禁じ手を除いて、それ以外に方法はないように思えます。


この記事をtwitterに投稿する
はてなブックマークに追加
Subscribe with livedoor Reader
初めてこのブログをお読みになられた方へ。もし記事の内容を気に入って頂けましたら、ぜひ一度RSSリーダーにご登録いただければとと思います。これから皆様方により喜んでいただける記事を目指してまいります。