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日本VSアメリカの値下げ合戦が激戦化!

さて、なにやらユーロが対円と米ドルで上げていますね。これは、ユーロ圏の経済回復も1つの理由なのですが、それ以上に日本VSアメリカの「値下げ合戦」が激化しているためと考えられます。そんなユーロの今後の動向、そしてドル円の動向はどうなるのでしょうか"海外の市場関係者のコメントなどと一緒にチェックしていきましょう!



それでは、9月28日(15:00現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


84.18〜84.20 トレンド状況:ニュートラル


2回目の介入が行われて以降、またズルズルと円買いが進んでいます。このような不規則な動きの中では、今後の動向予想も難しくなりますが、基本的にはレンジ幅での短期トレードに集中すべきでしょう。中長期の予想が非常に難しい状況ですからね。

さて、そんな為替市場を、海外の専門家はどう見ているのでしょうか"さっそくまとめてみました。

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■為替戦略家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

2回目の介入が行われて以降、また少しずつ円高傾向になっているが、その最も大きな原因は米ドルの「弱さ」にあると言える。先週、介入が行われた日本円以外の対主要通貨で、米ドルはその価値を大きく下げる結果となった。先週末の予想では、「落ちた分は来週(今週)に取り戻せる」という意見が多かったが、どうやら見当違いになりそうな気配だ。

落ち込んだ分の多少は取り戻せると思うが、落ちた分をそのまま取り戻せるとは到底思えない。やはり、ユーロやポンド、豪ドルなどの通貨に対する米ドルの魅力が少ないと言わざるを得ないだろう。

ただし、豪ドルやNZドルに流れた資金が米ドルに戻る可能性も無視できない。すぐに始まるトレンドとは言えないが、オーストラリアの将来的な金利動向予想がネガティブであること、そして、ニュージーランドの国債10年物の価値が下落傾向にあること、この2つの側面を考えれば、リスク買いが収束し、その資金が米ドルに流れ込むことも考えられる。

したがって、「米ドル/豪ドル」や「米ドル/NZドル」の動向を注視しておけば、米ドルの対主要通貨全体での動向も予想しやすいと言えるだろう。



■テクニカルアナリスト「ジェイ・サートル氏」のコメント■

テクニカル指標によるドル円の動向を見てみよう。日銀による介入が断続的に行われたことを考えると、現時点ではレンジ相場の見極めこそ、相場を攻略できる唯一のポイントだ。このような状況での中長期、とくに中期予想は非常に難しいためだ。

さて、先週までは、かなり広く見て「84.23〜85.41」が1つのレンジ相場だったと言える。しかし、レジスタンスの85.41は、あくまでも介入が行われた直後のラインであり、実質的には「84.23」をボトムラインとして「+40pips程度」のレンジが妥当と言えただろう。

しかし、先週末からまた円が胃の動きが活発化しており、3回目の介入の可能性を無視して考えるならば、「83.69〜84.23」が妥当な幅と言える。したがって、今週はこのレンジをターゲットにして短期トレードをすることをオススメするが、やはり3回目の介入の可能性は無視できないだろう。前述の通り、「83.69〜84.23」の幅は、介入の可能性を無視した幅だ。したがって、ボトムは「83.69」で間違いないと思うが、レジスタンスについては介入による一時的な超上昇が見られるかもしれない。

介入時の取引だが、決して焦らないように心がけておきたい。大きな変動が発生するため、明らかに介入と思われる動きをハッキリと確認してからでも、対応するに遅くはないためだ。



■経済アナリスト「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

日本の野田財務相は、「経済がさらに停滞する恐れがある」と述べたが、たしかにその通りと言えるだろう。2回にわたる介入を行ったにも関わらず、これまでの円買いの構造には何ら変化が見られず、また円高傾向に進んでいるためだ。

世界の市場は、対米ドルでの介入以外の日本の対応にも注目し始めている。「円売りドル買い」の介入にはそれほど効果がないと思える現実を考えれば、ターゲットをユーロやポンドに切り替えることが重要なのだ。

この数週間、まだリスクは大きく見られるものの、ユーロやポンドは、米ドルよりも着実に回復傾向にあると言える。したがって、対ユーロやポンドで円安傾向に針を振ることが出来れば、数週間前のような「緊急事態」からの脱却は十分に可能と言えるだろう。

つまり、今後の円の動向予想としては、対米ドルでは徐々に「円高」の動き、そして、対ユーロやポンドにおいては徐々に「円安」になることが理想的だ。ただし、3回目の介入が行われる可能性もぜひ視野に入れておきたい。前回は祝日前後の取引量が少ないタイミングに介入が行われたが、同じ理論で言うならば、次回は10月11日前後の可能性を考えておこう。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
米ドルの弱みは、対円だけでなく対主要通貨全体に広がっている


<ポイント2>
日銀による介入が行われる可能性は無視できないが、
その中で描かれるレンジ相場での取引に集中しておきたい


<ポイント3>
日本政府や日銀は、対米ドルだけの政策だけでなく、
対ユーロやポンドでの対応に活路を見出すべきである


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

日本円は、対米ドルでは大きく価値を上げているが、対ユーロやポンドにおいては円安傾向にあると言える。ではなぜ、対米ドルでのみ円高が発生しているのか"その最大の原因は、日銀VSアメリカFRBの「値下げ合戦」が行われているためだ。

日本は、皆さんもご存知の通り、輸出産業で経済が成り立っている国である。したがって、現時点の円高は輸出産業に大きなダメージを与えるため、日銀による円の価値を下げる動きが活発化している。一方、その事情はアメリカも同じなのである。アメリカ政府やFRBも、自国の通貨価値を下げることによって輸出産業を活性化したいと考えており、両国における「値下げ合戦」の結果、相対的にユーロやポンドの価値が上がったと考えられる。

さて、気になる今後のドル円の予想だが、明日(29日)の「日銀短観」は非常に重要な要素と言えるだろう。もし、短観のデータがポジティブなものであれば、一気にドル円で83円台に突入する可能性もある。83円台と言えば、これまでの経験から介入が行われてもおかしくないラインである。日銀短観によるドル円の動向、そしてその後の介入の可能性、この両面を重視して取引することを心がけたい。



□■米ドル■□

今朝の取引では、対主要通貨において多少の上昇を見せた米ドルだが、やはりFRBなどによる「通貨の値下げ対策」が効果を見せているのか、中長期的には対主要通貨で下落する予想が市場関係者の間でも多く見られる。

ただし、市場関係者や世界の投資家が期待した以上の「下げ」はなかったようにも思える。したがって、中長期での対主要通貨における「下げ」の予想に変わりはないが、思惑売りが収束して一時的に上げる可能性も否定できない。

ポイントは、今夜発表(28日23:00)の「消費者信頼感指数」だ。僅かに悪化するとの予想が出ているが、これを市場がどう受け止めるのか、ここの見極めが大きなポイントになるだろう。一気にドル売りになるとは思えないが、この指標は予想より悪化するのならば、米ドル売り・円買いの動きを視野に入れておきたい。



□■ユーロ■□

債券の満期による払い戻しのリスクが叫ばれる中、ユーロは対主要通貨で大きく値を上げている。とくに、対円での上昇は特筆すべき動向と言えるだろう。これは、日本とアメリカ両国の、「自国通貨の価値を下げたい」との思惑から円と米ドルが下げており、相対的にユーロが上がっている格好と言える。したがって、積極的なユーロの上昇ではなく、相対的に上がっているという、「消極的な上げ」であることを覚えておきたい。

さて、今週はユーロ圏で多くの重要指標が発表される。とくに、イギリスやフランス、ドイツの指標は要チェックだ。この3国がユーロ圏全体の経済状況を左右すると言っても過言ではないため、指標カレンダーなどで重要指標のチェックは必須と言えるだろう。

また、前述の通り、現在のユーロ上昇は「消極的な上げ」であるため、リスクが大きく見えると、一気に下落する可能性も視野に入れておきたい。テクニカル指標よりも、経済指標の優先度が高くなる1週間と言えるだろう。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
日本とアメリカによる「値下げ合戦」が行われており、
相対的にユーロやポンドの価値が上がっている


<ポイント2>
今夜のアメリカの「消費者信頼感指数」と、
明日の「日銀短観」はぜひともチェックしておきたい


<ポイント3>
ユーロの上げは「消極的な上げ」と言える


<ポイント4>
今週のユーロ圏は、イギリスやドイツなどの重要国における、
様々な指標が発表されるため、指標カレンダーはぜひチェックしておきたい



前回、「現在のユーロにおいては、何もニュースがないのが吉報」と解説しましたが、今週は何もニュースがないどころか、重要指標が目白押しのユーロ圏となりそうです。

上記の解説でも書きましたが、ぜひ指標カレンダーのチェックは忘れないようにしておきましょう。なお、明日(29日)には、ユーロ圏の経済指標をまとめた記事もアップしますので、ぜひそちらもご覧ください。


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