FX 業者 比較 - 初心者のための入門!! > 海外のFX情報を翻訳するブログ | 海外の気になる為替情報を無料公開 > 豪ドルの利上げをチェックしておこう!

海外のFX情報を翻訳するブログ | 海外の気になる為替情報を無料公開

豪ドルの利上げをチェックしておこう!

今週、最も注目すべき指標の1つと言えば、豪中銀の政策金利発表ですね。「4.50%⇒4.75%」へと利上げされる公算が高いのですが、このところ、対主要通貨で強みを見せている豪ドルに、さらなる買い材料が与えられることになるでしょう。



それでは、10月3日の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


83.19〜83.29 トレンド状況:やや強気


先日、【号外】と称して介入のタイミングについてご紹介しましたが、やはり海外市場でも大きな話題となっています。2回目の介入の効果がほとんど消えてしまった今、今後の為替はどうなっていくのでしょうか"

海外の専門家のコメントなどと一緒に考えてみましょう!

----------------------------------------------------------

■IMF「ドミニック・ストラス・カーン氏」のコメント■

ヤルタで行われた会合において、IMF(国際通貨基金)のカーン氏は次のように述べた。

「輸出量を増やそうとして各国が通貨の値下げ合戦を行っているが、これは国際的な経済回復の解決には何の役にも立たない。各国が自分たちだけの思惑で通貨戦争を引き起こしていては、世界の安定した経済情勢を取り戻すことは不可能だろう。」

「特に、中国に関しては大きな懸念を持っている。実質経済を考えれば、中国元はもっと高くて当然なはずだ。輸出量を増やす、あるいは確保するという側面だけで、通貨戦争を続けてはならない」

世界各国が自分たちの国益のみで通貨を左右する傾向が続いている中、国際的な機関がそれに対して遺憾の意を発表することは大きな意味を持っている。とくに、名指しで批判された中国に対する圧力が強まる可能性は否定できない。このコメントの後、すぐに各国が安定した国際経済を取り戻すために手を取り合うとは考えられないが、自国の通貨のためだけに対策を推し進める姿勢に、今後は世界的に大きな批判を招くことになるだろう。



■テクニカルアナリスト「デイヴィッド・ソング氏」のコメント■

日本円が対米ドルで強みを増し続けている。前回の介入の効果はほとんど消えてしまい、市場も投資家も、「次の介入がいつになるのか…"」に集中するようになってきている。現在の円買いの構図は、「円が買われる」という思惑が市場全体に蔓延していること、もう1つは、アメリカの債券市場などに危機感を抱いている投資家が多いこと、この2つが主な理由だと考えられる。

為替介入は、テクニカル指標からは予想できない。しかし、これまでのドル円の流れを見ていれば、やはり83円割れを引き起こすタイミングが1つの候補と言えるだろう。15年来の高値となる「82.68」が1つのターゲットとなる仕組みだ。

我々の予想では、「82.68」こそ介入が行われる最も妥当なラインと言えるが、市場全体にこの予想が出回っているため、予想通りのタイミングでは介入効果も薄くなってしまう。そのため、日銀は介入以外の対策も用意していると考えた方が良い。それが何であるのか、ハッキリとは分からないが、「介入+α」の動きの可能性も視野に入れておきたい。ただし、何ら対策が行われなければ、間違いなく83円は割ってくるだろう。



■経済アナリスト「デイヴィッド・ロドリゲス氏」のコメント■

豪ドルの対米ドルでの強みが増し続けている。これは、オーストラリア経済への期待ではなく、アメリカ経済への失望が招いた格好と言えるだろう。アメリカの経済回復の遅れから、それに失望した投資家たちが豪ドルやポンドなどのリスク買いを進めているが、私の予想では、豪ドルの対米ドルでの上昇はこの先1週間も続くと考えている。

そもそも豪ドルは、高金利に支えられている通貨である。しかも、10月5日の豪中銀の政策金利発表では、「4.50%⇒4.75%」と、利上げになる予想が出ている。これも豪ドル買いが進む大きな要因と言えるだろう。

ただし、豪ドルの好調は、主に対米ドルでのみ見られるものであり、対日本円やユーロではそうでもない。つまり、アメリカの「一人負け」が進行している状態であり、豪ドルの対円での動きは、少しずつ上昇しながらもレンジ幅を保つ公算が高いと言えるが、金利上昇が対円やユーロでどう影響が出るのか、10月5日、日本時間12:30の発表は注視しておきたい。


----------------------------------------------------------

いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
IMFが通貨の安売り合戦に苦言を呈している


<ポイント2>
82.68が為替介入のラインとして妥当だが、
介入+αの対策も日本は打つかもしれない


<ポイント3>
豪ドルの対米ドルでの上昇は、
この1週間も続く公算が高い


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

----------------------------------------------------------

□■日本円■□

円買いの動きが続いてしばらく経つが、2週間前の2回目の介入以降、円買いは進んでいるのだが、これまでよりもスローなスピードでの買いとなっている。市場は、3回目の介入のタイミングを見ているのだが、一部には「介入はしないのでは…"」という意見もある。しかし、ここまでの流れを見る限り、3回目の介入が行われるのは「間違いない」と言っても過言ではないだろう。

現在の円買い流れにストップがかかる要素が急に表れるなどの、よほどの事情がない限り、3回目の介入は絶対に行われると言っても良いのだ。多くの専門家や為替関係者の意見としては、「82.68」が介入に妥当なラインと予想しているが、このラインで介入が行われるのかどうか、そこまでは断言しにくいと言える。

もちろん、このラインで介入が行われる可能性は非常に高いのだが、多くの関係者が予想したタイミングで、その通りに介入したとしても、一時的に円安になるだろうが、すぐに円買いの動きが活発になり、また円高水準に戻ってしまうためだ。

したがって、日銀が介入で一時的に円安に針を振れさせたところで、その効果をどうやって持続させるのか、その見極めも大切と言えるだろう。



□■米ドル■□

先週末、GDPや失業保険申請件数、また、シカゴのPMIなど、数々の重要指標で市場の予想より好感のもてるデータが続出したのだが、それでも米ドルに強みを与えることは出来なかった。対円やユーロでも下落したほか、対ポンドでも下落し、対フランでは僅かな上昇で取引を終えたのだ。

また、9月の株価の上昇も避けて通れない話しだろう。一般的に、9月は株価が上がりやすい月とされており、ダウ平均も9月1カ月で7.7%も上昇した。1939年以来の最も高い値上げ率となったのだ。

しかし、これが続くとは言いにくく、10月以降の株下げによるアメリカからの資金流出も視野に入れておきたい。また、5日には豪中銀で政策金利発表が行われ、利上げになる公算が高いことも、米ドルを押し下げる大きな要因となることは間違いない。



□■ユーロ■□

新たな欧州危機と言われるアイルランド銀行の債務危機と、スペイン債権の格下げなど、非常に悪い印象が持たれるデータが続出した1週間だったが、ユーロに関しては対米ドルで上昇気流を示しており、対円でも強みを保ったままとなっている。

そもそもユーロは、米ドルと日本円の安売り合戦の結果、相対的に上昇している格好だが、このような消極的な上昇は僅かな懸念で下落に針が振れやすいと言える。しかし、それでもユーロの強みが保たれていることに、市場も少し混乱しているようだ。

アメリカ経済への懸念が予想以上に大きいことが1つの要因として考えられるが、イギリスやドイツなど、財務的に体力を取り戻しつつある国への期待感も含まれるだろう。今週後半にかけて、欧州圏では重要指標が多く発表されるが、それ次第で上昇にも下降にもなるだろう。


----------------------------------------------------------

いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
「82.68」のラインが、介入ポイントとの予想が多く聞かれる


<ポイント2>
米ドルは、アメリカ国内の好調な経済データにもかかわらず、
対主要通貨で強みを取り戻すことが出来なかった


<ポイント3>
豪中銀の金利上昇の予想は、
米ドルをさらに押し下げる効果を持つ


<ポイント4>
今週後半にかけて、ユーロ圏で重要指標が多く発表される



いかがでしょうか"IMFのカーン氏のコメントは、個人的には非常に面白いと思います。今後、自国の国益だけを考えた動きが、世界的な非難を浴びる可能性が高くなっていくでしょう。

その中での各国の動向、とりわけ、日銀の介入や豪中銀の政策金利の動向には注視しておきましょう。


この記事をtwitterに投稿する
はてなブックマークに追加
Subscribe with livedoor Reader
初めてこのブログをお読みになられた方へ。もし記事の内容を気に入って頂けましたら、ぜひ一度RSSリーダーにご登録いただければとと思います。これから皆様方により喜んでいただける記事を目指してまいります。