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G7で為替はどうなっていくのか"

G7の会合内容、日銀の介入の可能性、アメリカの金融緩和策、欧州のリスク、このところの為替市場は、考慮すべきポイントが多すぎますね(笑)。混乱される方も多いことでしょう。そこで、特に注目しておきたいポイント等を、海外の専門家のコメントと共に見ていきます。



それでは、10月9日の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


81.91〜81.96 トレンド状況:強気


ついに81円台に突入したドル円ですが、「どこまで円が買われるのか…"」については気になるところです。また、現在の状況ではどうしても米ドルばかりに目が行ってしまいますが、他の通貨に対して、日本円はどのような動きを見せているのでしょうか"

さっそく、海外の専門家の意見などと一緒に見ていきましょう。

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■為替分析家「マイケル・ライト氏」のコメント■

対米ドルで日本円が一層の強みを増している。日本政府や日銀も、市場が予想していなかった「実質ゼロ金利の導入」や、5兆円以上に上る経済対策費の発動など、ドル安による円高の是正に必死になっている。しかし、アメリカの雇用関連の指標が悪かったこと、また、FRBの金融緩和の可能性などを受け、それらの努力も水の泡になってしまった格好だ。

現時点のテクニカル指標や経済状況で考えれば、さらに円高が進むと考えるのが最も自然だ。またアメリカ市場では、日銀の単独介入の効果の「薄さ」と「持続性のなさ」にすでに気づいている。したがって、介入が行われる公算は高いものの、市場は警戒感よりも冷静な目でタイミングを見極めることになるだろう。

G7で日本の立場を確保するために、「82円86銭」のラインで介入を行わなかった日本だが、次の介入ポイントの目安となるラインは「79.70」になる可能性がある。週明けすぐに介入する可能性も無視できないが、その場合の効果はより薄いものになると考えられる。



■為替分析家「ジョン・リベラ氏」のコメント■

この1週間、カナダドルは対米ドルで強みを見せた。基本的には、カナダドルと米ドルは連動しやすいため、米ドル安になればカナダドルの下落も見られるのだが、それに増してアメリカ経済への懸念が大きく、「米ドル売り・カナダドル買い」が進んだとみられる。

また、買われ過ぎのサインが出ているにもかかわらず、原油価格の上昇が強く見られることもあり、資源大国であるカナダドルも連動して上昇したと言えるだろう。

今後の対米ドルでの動きだが、やはりカナダドルの強みが増す予想が市場の大半を占めている。諸々の経済事情を考えてもカナダドルの上昇は妥当な予想と言えるほか、MACDも米ドルの下落を示している。

こうなると面白いのが「カナダドル/日本円」の動きだ。カナダドルが、対円で米ドルよりも高くなる日が近いと言えるだろう。「カナダドル/日本円」で言えば、多少、日本円の強みが目立っているが、対米ドルほどの強みではない。したがって、中期的には「カナダドル/日本円」の方が、ドル円よりも安定した変動を見せると言えるだろう。



■経済アナリスト「デイヴィッド・ロドリゲス氏」のコメント■

豪ドルが面白い動きを見せている。今月のオーストラリアの政策金利は、「4.50%⇒4.75%」へと引き上げられる予想が出ていたが、豪中銀は市場へサプライズとして「金利据え置き」を発表した。これには市場は驚いたようだ。というのも、豪ドルが上昇している理由は2つあり、1つは「米ドル安」による相対的な上昇。そしてもう1つは、「金利の高さによる資金の流入」だからだ。

したがって、「金利が上がる」という期待感に満ち溢れていた市場にとって、金利が据え置きになると、資金の流出の可能性も十分に考えられたはずだ。しかしながら、豪ドルは相変わらず対米ドルで上昇気流を描いている。ということは、金利の据え置きによる資金流出よりも、アメリカ経済に対する懸念の方が大きいと言えるだろう。

今後の展開としては、月曜日の取引が大きな注目ポイントになるだろう。G7の会合の内容と合わせ、月曜日のクローズ時刻までに、「来週1週間の対米ドルでの動き」がハッキリと見えそうだからだ。したがって、豪ドルで取引をする場合は、月曜日の後場は特に注目した方が良い。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
ドル円の「80円割れ」が現実味を増してきた


<ポイント2>
不安定な変動を見せる「米ドル/日本円」の一方で、
「カナダドル/日本円」はまだ安定した変動を見せている


<ポイント3>
豪ドルの対米ドルや主要通貨での来週1週間の動きは、
月曜日(日本は祝日)の取引で大勢が判明する可能性がある


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

「もう日本は介入をしないのでは"」という声が聞かれるようになってきた。もちろん、可能性としては「介入あり」の方が圧倒的に高いと言えるが、野田財務相のコメントは、世界の市場に「驚き」と「ため息」をもたらしている。

数週間前、日銀が2回目の介入を行い、先日に野田財務相がそれについて発言した。「前回の為替介入は、長期的な円安を見越して行ったものではない」という、ある意味では日本を見捨てた発言とも言えるだろう。「長期的な効果を見越したものではない」という発言、公式に発表されたものではないが、その言葉通りに受け取るなら、「介入効果は薄く、円高を容認してでも世界と歩調を合わせる」と、自ら認めたと言える。

これが、世界の投資家を勢い付かせる結果となったのだ。「日本は何もしない。こちらに主導権がある」と判断した世界の市場は、今後も円買いを続けることになるだろう。輸出が経済の大きな柱である日本にとって、野田財務相の発言は「裏切り行為だ」と揶揄する専門家も少なくない。介入に効果がないことは世界の誰もが知っていることだが、それを要人が声に出して発言するのは不可思議としか思えない。



□■米ドル■□

対日本円で81円台に突入するなど、円だけでなく、対主要通貨での米ドルの下落は止まるところを知らない。今後も大きく下落していく可能性が強く見えるが、来週は米ドルにとって非常に重要な1週間となるだろう。重要指標と呼べるものを下に列記してみた。

★8月貿易収支
★9月生産者物価指数前月比
★9月生産者物価指数前年比
★9月生産者物価指数[コア]前月比
★9月生産者物価指数[コア]前年比
★10/9新規失業保険申請件数
★9月消費者物価指数前月比
★9月消費者物価指数前年比
★9月消費者物価指数[コア]前月比
★9月消費者物価指数[コア]前年比
★9月小売売上高前月比
★9月小売売上高[自動車を除く]前月比
★10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
★10月ミシガン大学消費者信頼感指数

いかがだろうか"どれも重要指標と呼べるものだが、これらが頻繁に発表される来週1週間は、米ドルの取引が非常に忙しくなりそうだ。トータル的には「下落傾向」と言えるのだが、金融緩和観測がどうなるのかも併せて、上記の指標と共に動向を見守る必要がある。



□■ユーロ■□

週末は「上げ」と「下げ」を繰り返す忙しい取引になった「ユーロ/米ドル」だが、来週は米ドルとの動きを注視しておきたい。来週のアメリカは、14日と15日に数多くの重要指標が発表される。現在のユーロにもリスクはあるが、それ以上にアメリカへの警戒感を市場が持つのかどうか、指標で判断される側面もあるからだ。

対日本円では、週末に大きく値を下げたが、来週は少し戻す公算がある。介入の動きも警戒すべきだが、米ドルほど対円での下落は見られない。もちろん、「明らかなユーロ高」にはならないだろうが、直近のサポートとレジスタンスの間、「113.78〜115.23」でのボックスから、アメリカの指標発表などを受け、上げor下げの両方に対応できるようにしておきたい。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
改めて、日本の「何もしない姿勢」が世界に露呈した


<ポイント2>
来週はアメリカで多くの重要指標が発表される


<ポイント3>
アメリカの重要指標と併せて、
金融緩和策の発動も視野に入れておきたい


<ポイント4>
ユーロ円は「113.78〜115.23」の中で動きながら、
米指標と併せて上げor下げの両方に対処するべき



一段とアメリカへの経済懸念が増した1週間となりましたが、来週は上記のように、アメリカで多くの重要指標が発表されます。

トータル的には「好材料とは言えない」と言えますが、多くの指標発表による注文の混雑、スプレッドの広がり、細かい乱高下には注意しておきましょう。


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