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米ドルの買い戻しが始まるのか"

FOMC以降、「米ドルの買い戻しが始まるのでは"」との憶測も市場では見られますが、はたして買い戻しの動きが本格化することはあるのでしょうか"そこで、「米ドルの買い戻し」に関する海外の専門家の意見をまとめてみました。さっそく見ていきましょう!



それでは、10月17日の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


81.45〜81.55 トレンド状況:やや強気


「80円を切るのでは…"」という、以前なら「最悪の状況」として想定していたラインが、ついに現実的になってきました。金融緩和策も介入も思ったほどの効果を見せず、世界的にドルの買い戻し基調になるまで、「円高に耐えるしかない」という状況が続いています。

そんな来週1週間の為替の動きを、海外の専門家のコメントと一緒に見ていきましょう。

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■為替分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

米ドルが異常なほどに弱くなっていることに、多少の議論が出始めている。この1週間で、米ドルは記録的な下落を見せ、変動相場制になって以降、初めて豪ドルより低い水準にまで落ち込んだのだ。金やS&P500など、安定した上昇を見せている資産に資金が流入していることも大きな理由だが、今後数週間の間に、米ドルに「意味のある反転」が見られるかもしれない。

次回のFOMC以降、「ドルの買い戻しが始まる可能性がある」ということは広く知られているが、底に沈んだ米ドルに、買い戻しのテストが行われているのも事実だ。実際、数回ほどのテストの結果、まだ本格的に反転して上昇気流を見せるまでには至っていないが、市場が現在のドル安を「異常」と感じ始めていることは間違いないだろう。

次回のFOMCは11月2日・3日に開催されるが、その前からドルに対する「上昇気流」を模索した動きが始まることも可能性として考えておきたい。



■為替分析家「イリア・スピバック氏」のコメント■

「米ドルの上昇がいつ始まるのか"」について、「FOMC以降だ」という意見が多く聞かれるが、まだ米ドルの下落が収束したわけではない。「米ドルは下がるところまで下がった。もう、下げる要素もないので、今度はドルの買い戻しだ」と市場が判断すると思ったら、思わぬ落とし穴にハマるかもしれない。

というのも、アメリカ国内では金融緩和観測が見られるものの、まだ実際には発動していないのだ。したがって、緩和策が発動されるとなると、それがドル売りの大きな要因となり、FOMCまでにもう一段、米ドルの下落が見られるかもしれない。

したがって、ドルの買い戻しを期待してすぐにドルロングを建てるのは危険だ。「もう一段階、ドルの下落が見られる」という可能性を視野に入れながら、緩和策が発動されるタイミングをしっかりと見極めておきたい。



■経済分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

この数週間、カナダドルは対米ドルで大きく上昇したが、カナダドルで取引をしている方にとって、19日は大きな一日になるかもしれない。19日の22:00(日本時間)、カナダで政策金利発表が予定されているのだ。現行の「1.00%」が「据え置き」になるという予想が出ているが、それに増してカナダドルへの買いが集まっている。

一般的に、高金利の金利据え置きであれば、安定して資金の流入は続くのだが、「1.00%」という、高金利ではない数値の据え置きに対して、「買い増し」が入るのは面白い現象と言える。これは、「まだ投資家の米ドルに対する信頼が戻っていない」の裏返しとも言えるだろう。

カナダドルは、米ドルと連動しやすく、また、現在のようなドル安時には「反比例」する傾向にある。つまり、カナダドルに買い増しが入っているということは、「米ドルの上昇はまだ見られない」とも言えるのだが、それとは逆の可能性も視野に入れておこう。

たとえば、ある通貨が大きく下落し続け、それが反転して上昇気流に乗るとする。その場合、反転する直前に「さらに大きな下落」が見られることもあるのだ。つまりカナダドルへの買い増しは、今後の米ドルの上昇に備えて、「パワーを溜めている状態」と考えることも出来る。今週の19日22:00のカナダの政策金利発表時の動向と、アメリカのFOMCの政策動向には注意しておこう。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
ドル円の「80円割れ」が現実味を増してきた


<ポイント2>
米ドルの買い戻しの動きも少し見られるようになってきた


<ポイント3>
カナダドルへの資金流入は、米ドルへの不信感か、
あるいは米ドル上昇に備えての充電期間なのか、
加政策金利発表とFOMCの動きをしっかり見ておくこと


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

「そろそろ、ドルの買い戻しを」という動きも少しずつ見られる中、Fedの金融緩和策は要注意だ。どのタイミングで発動されるのか、これに関しては色々な意見があると思うが、「80円を割り込ませることが出来るタイミングで」という意見が多く聞かれる。日銀の単独介入にあまり効果がないことはすでにご存知の通りだが、80円を割り込むとなると、さすがに日本政府も重い腰を上げることになるだろう。

したがって、米緩和策の発動で80円を割り込ませ、日本政府と日銀が本格的に対策に乗り出した時にFOMCが開催される。それと同時に、ドルの買い戻し基調を助長することが出来れば、アメリカとしては「思い描いた通りのシナリオ」になると言える。

これまでの円買いでアメリカに優位性をもたらし、緩和策で最後の「とどめ」を刺し、世界的な批判がアメリカに集中する前に、ドルの買い戻しを助長させれば、アメリカも十分にメリットを得ただけでなく、アメリカ国内の投資家もその流れに応じて損失を防ぐことが出来るためだ。

現在の日本政府は、アメリカの前に「無策」と言うに相応しいが、上記のシナリオをアメリカが描いているとすれば、やはり「80円は割れてくる」と考えるのが妥当だろう。しかし、上記のシナリオを信じるなら、「80円は割り込むが、そこからさらに長期の円買いはない」とも言える。

このシナリオの真実味は皆さんの想像にお任せするしかないが、仮にこのシナリオが現実のものだとすれば、「一度、80円は割れてくるが、それが暗にドルの買い戻しを示唆している」と考えておこう。



□■米ドル■□

新規失業保険申請件数など、失業に関する指標が好転を見せる中、それでも米ドルの弱みが回復しないことに疑問を感じている方も多いだろう。しかし、「市場の深読み」によって、指標に反してドルが売られていることも知っておきたい。

まず、現在のドル安の最大の要因は、「日銀と日本政府の無策」にあると言える。日本政府や日銀は、切れるカードの全てを失っているので、全てのシナリオをアメリカ主導で進めることが出来る。それに加えて、世界的な円買いのトレンドに乗って、ドルが売られているのが大きな要因なのだ。

そしてもう1つ、「市場の深読み」だが、失業保険の申請件数が改善すると、アメリカ政府はさらに改善スピードを上げようとして、緩和策などの「ドルの価値を下げる政策」を打ち出し続けると市場は見ているのだ。したがって、たとえ指標が改善しようとも、そこから考えられるアメリカ政府の政策が「ドル安を加速する可能性がある」と言えるため、さらにドルが売られている格好になっている。

この流れを変えるには、「米ドルの金利を上げる」ということが最も手っ取り早いが、その可能性は著しく低く、次回、11月2日・3日のFOMCの動向を注視しておきたい。



□■ユーロ■□

ユーロは先週1週間、対米ドルで大きく値を上げたが、来週はリスクも見られる。ユーロを引っ張っている最大の要因は、「ドイツの経済回復」なのだが、19日18:00発表予定の「10月ZEW景況感調査」が大きく悪化する予想が出ているのだ。これがユーロ危機の再燃に直結するとは思えないが、少なくとも、投資家心理に大きなネガティブイメージを与えることは間違いないだろう。

したがって、19日のドイツの指標でユーロが対米ドルと円でどこまで落ちるのか、また、その2日後、21日17:30のイギリスの指標にも注目しておこう。「小売売上高」の指標が発表されるのだが、<除自動車燃料>を含めて大幅に改善する予想が出ている。つまり、ドイツの指標でユーロの下落が心配されるが、イギリスの指標で、対ポンドでさらに下落する可能性がある。

ドイツとイギリスは、ユーロ圏の経済を引っ張っている存在なので、上記の2つの指標は必ずチェックしておこう。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
米ドルVS日本円は、完全のアメリカ優勢の状況だ


<ポイント2>
80円を割った時点で、ドルの買い戻しの可能性を視野に入れておくこと


<ポイント3>
アメリカの指標の回復は、さらにドル売りを加速する力を持っている


<ポイント4>
19日のドイツの指標、21日のイギリスの指標は、
必ずチェックしておきたい



さて、ようやくドルの買い戻しの動きが少し見えるようになってきましたが、まだ本格的に買い戻されるとは言えません。米緩和策も残っていますし、アメリカがさらにドル売りを助長するような政策を打ち出すことも考えられるためです。

したがって、市場では少しずつ買い戻しのテストが始まっていますが、それが「すぐに本格化する」と考えるのは止めておきましょう。


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