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明日の米GDPの影響は"

明日、アメリカで第4四半期GDPが発表され、投資の世界では大きく注目されています。しかし、「為替への影響は限定的」との声が聞かれるのも事実です。その根拠について、海外の専門家のコメントをチェックしていきましょう。



それでは、1月27日(20:00現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


82.76〜82.80 トレンド状況:やや弱気


日銀金融政策決定会合、FOMC、米GDPなど、今週は盛りだくさんのイベントとなっています。では、今週末にかけての為替について、海外の専門家のコメントをチェックしていきましょう。


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■為替分析家「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

日本国債の長期格付けが格下げされた。格下げされたこと自体は喜ばしいことではないが、長く続く円高に苦しめられてきた日本にとって、久しぶりの円安要因となるだろう。

しかし、長期的な円売りの流れが加速するかどうか、これに関しては疑問を持ってしまいそうだ。そもそも現在の円高は、円高というよりドル安によって相対的に生み出されているものと言える。したがって、アメリカがドル安姿勢を解除しない限り、円高の構図に根本的な解決にはならないのだ。

つまり、週末から週明けにかけては、その反動を意識した方が良い。「長続きしにくい」を必ず頭の中に入れておきたい。



■為替分析家「マイケル・ライト氏」のコメント■

ユーロのソブリンリスクが叫ばれる中、ドイツの動向に注目が集まっている。現在、ユーロ圏を経済的な見地から引っ張っているのは、ドイツ、フランスの2カ国、そして、補助的な役割としてイギリスが存在しているのだが、ユーロを採用しているドイツとフランスで考えれば、間違いなくドイツの方に経済的な体力が多く残されている。

ギリシャ問題、まだ記憶に新しい危機だが、この再燃が懸念されているのだ。国債を100%償還することが難しい状況にあるギリシャにとって、ドイツの救済は必要不可欠なものと言える。

したがって、ドイツが投資家を納得させられるような、強いメッセージと救済措置を打ち出すなら、短期的なユーロ上げの要因としては申し分ないと言えるだろう。今後のドイツの動向には目を見張っておいた方が良い。



■為替分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

明日(28日)にはアメリカで第4四半期GDPが発表される。市場予想では、前回を上回ると言われており、3.5%ほどの成長率になると予想されている。もちろん、成長率の向上は国内経済にとって追い風となるだろう。

しかし、この好材料が為替の世界に与える影響は、比較的限定的とも考えられる。現在の投資資金の流れを見ると、株式とコモディティに多く流れる傾向にあり、為替に流れる資金は限定的だ。むしろ、為替の世界の中だけで資金がグルグルと回っているようなものと言えるだろう。

したがって、アメリカのGDPが大きく伸びたとしても、それがドル高を大きく支援するとは考えにくい。あくまでも、短期的な上げになるだろう。しかも、現在のダウの上げ基調は、まさにドル安が生み出している産物だ。その産物を自ら手放すような真似を、アメリカ人自身が行うとは考えにくいのだ。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
日本国債の長期格付けが格下げされた


<ポイント2>
ドイツの動向がユーロを左右する


<ポイント3>
GDPがドル高を支援するとは考えにくい


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

いまだ、円高の状態が続いているが、27日、国債の長期格付けが格下げされたことによって、一定の円売りが加速した。あくまでも短期的な円売りになると考えられ、長期的な円安になるとは言えないだろう。

日本とアメリカの構図で見ると、良い悪いは別として、やはりアメリカ政府の作戦が圧倒的に日本を上回っている。国策としてドル安を推し進め、結果、現在のような株高がアメリカで発生しているのだ。

「ドル安が株高を作っている」という構図を考えれば、アメリカ政府の追加緩和策の継続も納得できる。見た目にも分かりやすい株高をより促進するため、現時点でドル高に振れてはならないためだ。したがって、ドル円で考えれば、まだ現在の水準での推移が続くと認識するのが妥当だろう。



□■米ドル■□

FOMCが行われ、正式に追加緩和策の継続が発表された。見た身にも分かりやすい株高をさらに促進する狙いだ。現在の株高はドル安によって作り出されている部分も大きいため、このドル安水準は今後も続くと考えた方が良い。

一方で、FOMCに新しく選出されたメンバーの中からは、新興国のインフレリスクに言及する声も聞かれる。世界的な食糧価格の高騰を招いている最大の要因は、新興国における中間層の増加なのだが、アメリカ発の余剰資金がコモディティ関連の商品に流れ込んでいることも大きい。

またコモディティ価格の上昇に関しては、アメリカも静観し切れる問題ではない。ガソリンやその他の価格の上昇は、「デフレを解消する」という言い訳では通用しないのだ。これに対して、アメリカ政府とFRBがどう対応するのか、対応方法によっては、為替にも一定の影響が出ると考えられる。



□■ユーロ■□

先週末にユーロは、対主要通貨、特に対米ドルで値を上げたが、市場の予想通り、短期的な上げで収束しそうだ。ボックスの位置に底上げが見られる形跡もなく、「元のレベルに戻る」と考えた方が良いと言える。

今後の焦点としては、ドイツのギリシャに対する動向だ。ギリシャは、国債を100%償還できない状況にあり、それに対してドイツがどのような救済措置を取って来るのか、これはチェックしておきたい。

また、市場予想に反して、イギリスのGDPがマイナス成長となった。結果、イギリスに期待されていた利上げ観測も声をひそめ、マイナス成長に対してイギリスがどのようなコメントや対応を出すのか、これもユーロを大きく左右する要因となり得るだろう。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
現在の円高水準はまだ続く


<ポイント2>
株高とインフレリスクの両方を、
アメリカ政府がどう対応するのかが注目される


<ポイント3>
ドイツの動向と、イギリスの対応が焦点



いかがでしょうか"今週は重要なイベントが盛りだくさんで、目まぐるしく過ぎ去ろうとする1週間ですが、週末にかけても重要イベントが多く残されています。

直近では明日の米GDPに大きく注目しておきましょう。


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