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【号外】対主要通貨での円の動きを分析

さて、今回も【号外】とさせて頂きました。通常は、海外の専門家のコメントを紹介していますが、地震による影響が非常に大きいため、海外では経済的な側面から地震を報じる動きが活発化しています。それらの情報を集約し、号外として紹介させて頂きます。



それでは、3月17日(14:30現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


79.31〜79.34 トレンド状況:ニュートラル


大地震以降の為替は、未曾有とも言える動きを見せています。昨日のニューヨーク市場では、戦後のドル円としては最安値となる「76円36銭」にまで下落しました。

そこで今回も、【号外】として、主にドル円における直近の動きを海外の専門家委の意見を参考に紹介いたします。

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■ドル円の現状■

地震後、日本国内の企業が、万が一の資金を確保する目的で外貨を売り、円を大量に購入しています。このような資金の本国回帰を、専門用語で「リパトリ」と呼んでおり、大災害時によく見られる現象です。阪神淡路大震災の時も、このリパトリが進行し、大きく円が買われた過去があります。

直接的には、リパトリが円高要因として働いているのですが、この流れに外国勢も便乗する動きが加速しています。

今朝の日本時間早朝には、ドル円で戦後最安値となる「76円36銭」を記録するなど、異常とも言える動きが市場を取り巻いているのです。


■被害の大きさに要注意■

この流れは、被害状況が大きくなるほどに加速しやすいと言えます。日を追うごとに死者数が増え、また一部の調査機関では、今回の地震による金銭的な損害は10兆円を超えるとの試算も出しています。

しかし、被災地における被害状況が正しく把握できていないことを考えると、今後、さらに金銭的な損害が膨らむ可能性があります。むしろ、その可能性は高いと言えるでしょう。

地震による円高は、前述の通り、被害が大きくなるほどに進行しやすくなります。したがって、地震関連のニュースの中で、被害が大きくなっていることが確認されれば、さらなる円買いの動きに注意してください。


■海外での報道もチェックすること■

日本では、連日のように地震関連のニュースが流れていますが、メディアは口をそろえて「落ち着いて行動するように」と発信しています。

しかし海外では、原発関連の最悪のシナリオを大々的に放送したり、メディアによっては「とんでもない被害額(100兆円などと放送するメディアも…)」を予想するシーンも見られます。

ところが日本では、落ち着いて行動することを優先し、また、正しいデータが逐一報告されていることから、上記のような大胆な報道が行われていません。

これが、日本人投資家の落ち着きと、海外勢の焦りの「差」を生んでいるとも考えられます。

前述で解説した通り、今回の円高の直接的な要因は日本企業による「外貨売り」です。しかし、日本人の落ち着きとは違い、海外で焦りに駆られている投資家が、円高の流れに以上に便乗しようとしています。

実際、昨夜のニューヨーク市場での円買いなど、まさに外国勢が一斉にドル売りを仕掛けた結果です。もちろん、冷静の流れに便乗する外国ファンドも多いのですが、海外の誇大な報道で焦った個人投資家が、円を投げ売りする動きも大きく見られるのです。

そのため、日本国内で放送されるニュースだけでなく、ぜひ外国で放送されている情報の中身もチェックしておきましょう。


■日銀の動き■

日銀も、この円高に向けた対策を検討しているはずです。戦後最安値となったドル円ですが、円高は株価にも悪影響を及ぼすため、今後、円買い攻勢が続くなら、何らかの対策が出される可能性が高いと言えます。

本日(17日)の動きを見ても、「介入や緩和策が行われるのでは"」との思惑が市場に飛び交い、「76円36銭」を記録してから一気に「79円台」にまで値を戻しました。

介入や緩和策の発動は、現状を考えれば緊急に出されやすい環境と言えますので、経済速報だけはシッカリと見ておきましょう。

上記の通り、通常のドル円では考えられないような、数百pipsの変動が極めて短い時間内に起こっているのです。経済速報の重要性が、今ほど実感できることはないと思います。


■ユーロ円の動き■

ユーロ円ですが、こちらも円高になりやすい環境になっています。ユーロ圏の利上げ観測もあり、一時は114円台にまで値を戻したユーロ円ですが、地震発生直後から下落し、現在は110円台前半で推移しています。

もちろんこの流れは、地震によるリパトリを意識した部分が大きいのですが、ユーロ圏の独自要因も関係しています。

ECBのトリシェ総裁のコメントから、一時は利上げ観測も生まれましたが、現在の世界市場では、むしろユーロ圏の経済そのものに懸念が見られます。

つまり、利上げにより期待より、経済状況の悪化による懸念の方が上回っているということです。

日本の大地震とユーロ圏の経済的な不安、この2つの要因が、ユーロ円を大きく押し下げているのだと考えられます。

なお、多くの専門家の間では、「この流れはしばらく続く」と予想されています。


■ポンド円の動き■

ポンド円の動きも、ドル円やユーロ円と同じです。地震が発生する前は133円前後で推移していましたが、発生直後から下落し、現在は125円台にまで円高が進行しています。

ユーロ円と同じように、地震によるリパトリを意識した動きも加速していますし、イギリスの経済への不安も加わっています。

この流れは、今後もしばらく続くと予想されます。


■豪ドル&NZドルの動き■

上記通貨と同様、豪ドルやNZドルも対円で下落しています。もともと流通量が少ない通貨であるだけに、下落角度とスピードは非常に早く、迅速な対応が求められるでしょう。

しかし、オーストラリアもニュージーランドも、それぞれ大洪水と大地震に遭遇したばかりですので、この2通貨も日本円と同様、対主要通貨で下落しやすい環境にあると言えます。

したがって、トレンドとして対円で大きく下落していますが、反転は比較的早い段階で訪れる可能性があります。

また、反転した時の反転角度やスピードも、非常に大きくなることに注意してください。


■対主要通貨では乱高下する■

上記の通り、円や対主要通貨で、軒並み大きく上昇しています。リパトリに便乗している外国勢の動きが大きな要因ですが、大きく下落した場合は、近い将来に大きく上昇するチャンスも秘めています。

つまり、円は対主要通貨で乱高下しやすい環境となっているのですが、ぜひ直近のテクニカルを注視し、反転ポイントでエントリーできるよう、タイミングを図っておきましょう。


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