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8月2日の「Xデー」まで時間がないっ!

連邦債務上限引き上げの期限である「Xデー(8月2日)」までもう時間がありません。アメリカの議会では、政局をにらんだ一時的なデフォルトも心配されています。アメリカという大国の一時的なデフォルト、この1週間は、誰も経験したことがないような大きなニュースが飛び交いそうです。ニュースだけは逐一チェックした方が良いですね。



それでは、7月31日の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


76.73〜76.83 トレンド状況:強気


それでは、今週前半の海外専門家のコメントをチェックしていきましょう。

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■為替分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

「Xデー」が近づいている。まさかこれほどまでに議論が難航するとは、多くの専門家も予想できなかったことだろう。8月2日に期限を迎える連邦債務表現引き上げだが、民主党も共和党もそれぞれ妥協案を出し、さらに超党派でのチームも作られたのだが、いわゆる「チキンレース」が続いている状態だ。

一部の投資家の間では、「これは本当にデフォルト(債務不履行)になるのでは"」との声も聞かれる。そのため、米ドルや対主要通貨で全面安の様相を見せており、特に対日本円での下落は顕著だ。

政治評論家の間でも、共和党のベイナー下院議長は、「デフォルトになってもよいと思っている雰囲気がある」と言われており、国民を無視した政局だけの政治が行われていると言えるだろう。

仮に一時的なデフォルトになれば、米国債への信用は失墜し、国債価格が大幅に下落、国債金利も上昇してしまう。そうなれば、さらなる米ドル安が加速し、世界の基軸通貨としての役割を果たせなくなってしまうかもしれない。あと2日間、この議論の行方を見守りたい。



■為替分析家「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

今週前半の豪ドルに関しては、中国の動向がカギを握るだろう。オーストラリア自体の経済状況は良くないが、最大の貿易国である中国が産業振興策を打ち出すと発表したため、その期待感から対米ドルなどの主要通貨で値上がりした。

中国の振興策が具体的にどのようなものなのか、それについてはまだ詳細に語られていないが、少なくとも振興策への期待感が続く限り、現在の堅調は水準をキープできるだろう。

なお豪ドルに関しては、追加の利上げも期待されているが、8月中の利上げはないとの見方で一致している。現在のRBAの議事録などを見ても、追加利上げに対しては「どっちつかず」の立場となっており、仮に利上げが行われるとしても9月以降になるだろう。したがって、追加利上げを期待して豪ドルのロングポジションを建てることは、現時点では得策とは言い難い。



■為替分析家「スー・リー氏」のコメント■

急激な円高によって、介入懸念が世界中で高まっている。したがって今週前半は、連邦債務上限引き上げの行方と平行して、日銀による介入のタイミングも見ておく必要があるだろう。

しかし、現時点でアメリカやEUを巻き込んだ協調介入が行われるとは考えにくい。したがって、日銀の単独介入になると思われるが、その効果は限定的だろう。介入による円安よりも、米ソブリンリスクによる米ドル安圧力の方が圧倒的に大きいためだ。

したがって、仮に介入が行われたとしても、その効果は短期的なものになると予想される。そこに米連邦債務上限引き上げの解決、さらに米国債格付けの据え置きなどのニュースが加味されない限り、今の円高水準を脱却することは難しいと言えるだろう。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
連邦債務上限引き上げの議論に注目!!!


<ポイント2>
豪ドルの堅調な推移は今後もしばらく続く


<ポイント3>
日銀による単独介入の効果は限定的


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の主要通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

米ソブリンリスクの影響をもろに受け、急激な円高に苦しんでいる日本だが、残念ながら日本政府と日銀に残されたカードは多くない。諸外国に圧力をかけることが難しいのはもちろん、現時点での協調介入への可能性が低いためだ。

したがって、単独介入になったとしても、その効果は数日〜1週間程度だと考えられ、アメリカのソブリンリスクが本格的に回復しない限り、現在の円高水準を反転させるのは難しいだろう。

さらに、震災後の日本経済がV字回復を見せていることから、やはり円売り介入を行うタイミングとしては適切ではない。日本は、「今は耐える時」と言えるのかもしれない。



□■米ドル■□

8月2日までに時間がないことから、一時的にデフォルトに陥る可能性が増してきた。多くの政治評論家の見方として、「共和党(野党)は、一時的なデフォルトを狙っているかもしれない」というものがある。

来年、2012年に大統領選挙を迎える共和党にとって、「オバマに勝てる候補者がいない」こそ、最も頭を悩ませるポイントだ。そこで、一時的にでもデフォルトに引きずりおろし、オバマ大統領の支持率とリーダーシップ欠如を内外にアピールしたいのだ。

全く国民を無視した政治と言えるが、上記の思惑により、一時的なデフォルトの可能性が高まっていると言える。もちろん、長期的なデフォルトでは国が潰れてしまうため、そうはならないと考えられるが、一時的なデフォルトによる米ドル安の準備はしておいた方が良い。



□■ユーロ■□

ギリシャ国債が「債務不履行」に格付けされたこと、さらにスペイン国債も格下げされたことを受け、ユーロや対主要通貨で上値の重たい展開となっている。特に、安全な資産「日本円」での下落が顕著に表れており、先週末は「1ユーロ=110円台前半」にまで下落した。

今週のポイントとしては、8月4日に開催される「欧州中銀定例理事会」だろう。ギリシャ問題やスペイン、アイルランド、イタリアの財政課題が話し合われると思うが、為替市場に最も影響を与えるポイントまでは言いにくい。

もちろん、上記の議題にも大きな影響力はあるのだが、短期的には「追加利上げ」こそ最大の変動要因と言える。トリシェ総裁による記者会見が予定されているが、景気後退にもかかわらず、物価上昇に苦しむ欧州にとって、追加での利上げが行われるかどうか、その辺りの発言を注視しておきたい。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
単独介入の効果は限定的であり、
なおかつ、介入に相応しいタイミングではない


<ポイント2>
「オバマ降ろし」を目的とした「一時的なデフォルト」の可能性あり


<ポイント3>
ユーロの追加利上げの可能性は要チェック!



混乱を極める世界の為替市場ですが、最も安定したペア「米ドル/日本円」も、今の状況ではポンド円並みに「じゃじゃ馬」と言えます。

政局を睨み、一時的なデフォルトも辞さない米共和党ですが、それによる一時的な米ドル売りの影響を視野に入れた取引が求められます。


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