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ユーロの行方を徹底分析!!

いつもは米ドル、ユーロ、日本円の主要通貨を中心とした記事をお送りしていますが、今回はユーロ一本に絞って紹介していきます。予断を許さない状況にあるユーロの行方を、専門家はどう見ているのでしょうか"



それでは、10月3日(17:00現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


76.90〜76.94 トレンド状況:ニュートラル


それでは、今週前半の海外専門家のコメントをチェックしていきましょう。

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■為替分析家「イリア・スピヴァック氏」のコメント■

いよいよギリシャ情勢が危なくなってきた。ドイツ議会では、ギリシャ支援のための法案を可決したが、国民の不満は止まるところを知らない。さらにドイツと言えば、ギリシャ支援の「主役」とも言える存在だが、連立与党のキリスト教社会同盟の議員は、「ギリシャはユーロから離脱した方が上手く行く」とも述べている。

現時点では、ドイツ議会の総意としてギリシャのユーロ離脱は否定的となっているが、メルケル首相も離脱の選択肢を捨ててはいない。

また、約80億ユーロもの追加支援を受けるために必要な条件をギリシャが達成できる見通しは立っておらず、デフォルトの期限も差し迫った状態にある。

この数日が大きな山場」とも言われているが、ドイツが支援にどこまで前向きに行くのか、ここに大きな焦点が集まっている。



■為替分析家「マイケル・ライト氏」のコメント■

ギリシャ問題に関しては、もはやギリシャ自体に立ち直る力は見えない。これまで「お気楽国家」として適当な社会運営を行ってきたギリシャが、早急な財政再建が出来るとは到底思えないのだ。自浄能力の欠けた国に、大きな責任を押し付けても意味がない。

したがって、やはりドイツの動きが大きなカギを握ると思われる。ギリシャの最大の支援国であり、ドイツ国民の中には大きな反発も見えるが、ドイツが支援に前向きになればなるほどに、市場は安心感を取り戻す。

なお、事前の予想通り、ギリシャの緊縮財政は達成できない可能性が高い。したがって、ギリシャの目標達成に期待すると痛い目に遭う羽目になりそうだ。むしろドイツの動向に目を向けるのが賢明だろう。



■為替分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

ギリシャの緊縮財政の目標達成に赤信号が灯りそうだ。ギリシャには、赤字財政をGDP比率で7.6%に圧縮するよう求められていたが、2012年度予算においてはGDP比で8.5%と、目標数値を大きく上回った。

ギリシャの言い分としては、「そもそものGDPが下落しており、GDP比での数字が大きくなるのは仕方がない」としている。確かに、GDPそのものが下落すれば分母が少なくなる分、比率での赤字財政の数字は大きくなる。しかし、これは単なる「言い訳」と考えた方が良いだろう。

というのも、GDPが下落することは織り込み済みの事実なのだ。IMFも支援国も、それを織り込んだ上で目標を設定しているのだ。したがって、「GDPの下落で…」というのは達成できないことに対する言い訳と考えるのが妥当。

今後、ギリシャにはさらに踏み込んだ公務員の削減や賃金引き下げなどが求められる。混乱するギリシャ議会で可能かどうか、状況は全くの不透明と言わざるを得ない。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されているのですが、ポイントを以下にまとめるとこうなります。


<ポイント1>
近日中にデフォルトする可能性あり


<ポイント2>
ドイツの姿勢がギリシャ支援のカギ


<ポイント3>
赤字削減の目標は達成できない見通し


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週のユーロの分析を紹介していきます。

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□■ユーロ■□

まずは対ユーロでの日本の動きを解説していこう。日銀は、次回の介入を対ユーロで考えている可能性がある。歴史的な低水準にあるユーロに買い介入を行うことで、ユーロを少しでも上昇させる計算だ。

しかし、対ユーロの買い介入に関しては、一時的に円が安くなるというメリットだけでなく、他にもメリットがいくつか隠されている。

まず、危険とみなされているユーロに買い介入を行うことで、投資家のリスク許容範囲を広げる効果があるのだ。そうなれば、ユーロからの避難資金が円に入ってくることを抑えられるため、徐々に円安に誘導することが可能となる。

さらに日銀は、欧州金融安定基金の債券を買うと公表した。欧州金融安定基金(EFSF)とは、ユーロ加盟国のどこかに金融不安が生まれた時、初期段階で火消しできるよう、資金をストックしておく制度だ。この基金の拡充に日本が協力することで、日本のユーロへの影響力を増すことが出来る。もちろん、基金の拡充は投資家心理に安心感を生み、危機の緩和につながる可能性も高い。

続いてユーロドルの動き。ユーロドルは、安定基金の拡充に期待する投資家が多く、久しぶりに上昇した。しかし、この流れが中期的に続くかどうかは不透明だ。

というのも、安定基金の拡充に関しては、加盟国の全てが議会で承認を得る必要があるのだ。先日はドイツで可決したが、拡充に否定的な立場を取っている国もあり、全ての国の議会で可決されるまでは注視した方が良い。

あくまでも、現時点でのユーロドルの動きは「期待感」から来るものであり、実勢経済を映し出したものでないことを念頭に入れておこう。


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いかがでしょうか"今週前半のユーロ分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
日銀のユーロ買い介入の動きに要注意


<ポイント2>
日銀のユーロ買い介入のメリットは複数ある


<ポイント3>
ユーロドルの上昇・安定は、あくまでも期待感から来ている



依然として予断を許さない状況にあるギリシャですが、上記でも紹介したように、ギリシャ自体に自浄能力は少ないと考えるのが妥当でしょう。

ギリシャを支援する機関や周辺国が、いかに支援に前向きになれるのか、ここに危機脱出の可能性を模索する必要がありそうです。


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