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ちょっとだけよ…ユーロを上げるのは♪

ユーロの安定に向けた動きが活発化することで、投資家のリスク許容範囲が広がっています。その中で高金利通貨への買いが注目されているのですが、海外の専門家はこの流れをどう見ているのでしょうか"さっそくチェックしていきましょう!



それでは、10月19日(17:30現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきます。


76.76〜76.81 トレンド状況:ニュートラル


それでは、今週後半の海外専門家のコメントをチェックしていきましょう。

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■為替分析家「スー・リー氏」のコメント■

今週日曜日(23日)に開催されるEU首脳会議に向けた動きが活発化している。直近の緊急課題は欧州金融安定化基金の拡充だ。現在の基金は「約46兆円」となっているが、これではギリシャやアイルランド、スペインやイタリアが危機に直面した場合に危険である。全く資金が不足している状態と言えるだろう。

23日の首脳会議においては、2つのトピックが重点的に話し合われると見ている。1つはギリシャに対する支援の具体的な議論だ。支援する方向で動いているが、さらに具体的な時期や方法について話し合われると思われる。

もう1つが、上記で述べたように「基金の拡充」である。市場関係者の見方では、「約46兆円⇒約215兆円」にまで拡充すると考えられており、すでにドイツとフランス間で合意に達したとの情報もある。

仮に、上記の拡充幅が現実になれば、欧州の複数の国が危機に直面しても十分に対応可能である。またそれを期待した動きから、今週後半にかけてユーロ上げの要因となる可能性もある。



■為替分析家「ジョン・キックライター氏」のコメント■

ムーディーズがスペイン国債を格下げしたが、為替市場に大きな反応は見られなかった。また、他の格付け会社も欧州の国債を格下げする方向で動くケースが目立つが、それでもユーロ下げの大きな要因となることはない。その秘密に迫りたいと思う。

一般的には、「国債の格下げ⇒通貨価値の下落」と考えるのが妥当だが、現在のユーロを取り巻く事情を考えると「そうでもない」と言える環境が整っているのだ。

1つは、「格下げは織り込み済み」という点だろう。投資家がすでに織り込んだ格下げであれば、それほど大きなインパクトは現れない。

もう1つ、「格下げのメッセージ性」にも注目しておきたい。現在、欧州各国やEU連合は、ユーロの安定化に向けて必死になっている。それが功を奏して、少しずつだがユーロに対するリスクも和らいでいる。その渦中での格下げは、「安定化を急ぎなさい」という、格付け会社からのメッセージとも読み取れるのだ。

その証拠に、一度格下げをしながらも、すぐに再評価する動きも見られており、「格下げ=安定化が急務である=それに向けて大きく前進しつつある」との考え方から、市場や投資家は冷静に見守っていると言えるだろう。



■為替分析家「マイケル・ライト氏」のコメント■

今週後半にかけては、高金利通貨の買いが入る可能性が高い。ユーロ関連のリスクが後退したことを受け、投資家のリスク許容範囲が拡大しているためだ。そのため、リスクの鏡である豪ドルを中心に、アジアの高金利通貨にも注目しておきたい。

またこの流れは、来週前半にもつながる可能性がある。今週の日曜日(23日)にはEU首脳会議が予定されているが、ここでは「ギリシャ支援の具体的な行程」と「安定化基金の拡充」について話し合われる。その結果が投資家心理を満足させるものになれば、さらにリスク許容範囲が拡大し、高金利通貨への買い注文が多く入ることになるだろう。

そのため、今週後半の日本円に関しては、「売り先行」になる可能性を視野に入れておきたい。ドル円に関しては、アメリカの対中制裁法案の可決という「円高リスク」も抱えているが、基本的には「リスク許容範囲の拡大=円売り圧力」と考えて良い。


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いかがでしょうか"色々なコメントが発表されていますが、ポイントをまとめると以下のようになります。


<ポイント1>
欧州金融安定化基金の拡充幅に注目!


<ポイント2>
欧州債券の格下げは為替市場に大きな影響を与えない


<ポイント3>
投資家のリスク許容範囲が拡大している


このようになります。それでは、アメリカ国内で公表されている、今週の世界3大通貨の分析を紹介していきます。

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□■日本円■□

日本政府の「円高是正対策」もあり、先週からは円が売られる動きも多く見られる。また、今週後半に限って言えば、「円売り圧力が増す可能性」を視野に入れておきたい。

円が買われるということは、投資家のリスク許容範囲が狭くなっていることを意味している。しかし、欧州金融安定化基金の拡充などを受け、リスクを買い求める動きも活発化していると言えるのだ。

そのため、今週後半の日本円の動きに関しては、高金利通貨にどれほどの買い注文が入るのかを見ることで占える。高金利通貨、主に豪ドルが参考になると思うが、ここに多くの買い注文が入ることになれば、それだけ投資家のリスク許容範囲が拡大していることになり、日本円への売り圧力が増すと考えられる。また、それを受けて日本政府がさらなる円高是正の対策を建てるとなれば、その流れを加速させることになるだろう。


□■米ドル■□

今週後半の米ドルは、対主要通貨に対して冷静な動きとなる可能性が高い。つまり、「大きく動く可能性は薄い」ということになるだろう。重要指標もいくつか用意されているが、それらが大きな変動要因として力を見せるとは考えにくい。

ドル円に関しては、あまり大きく動かないと考えるのが妥当だ。というのも、投資家のリスク許容範囲の広がりで円は売られているのだが、それと同様に米ドルも売られており、相対的にこの2通貨間での動きが抑制されているのだ。

一方、ドルユーロに関しては少し弱気になる可能性が指摘されている。ユーロ円でのユーロ高が少しずつ進行しているのと同じように、ドルユーロもドル売り圧力が増しやすいと言える。

ドル円の今週後半の目安だが、77円中盤がレジとなりやすい。仮にそこまで上がったとしても、それ以上の上昇は考えにくいだろう。


□■ユーロ■□

欧州の金融機関に対するストレステストの行方も気になるが、目下の注目ポイントは欧州金融安定化基金の拡充幅だ。かなり大幅な拡充案が指摘されているが、まだ具体的に決定したわけではない。

現在のところ、日本円で「約46兆円⇒約215兆円」と、約5倍もの拡充が予想されているのだが、これが決定事項となればさらにユーロの上げ要因とつながる。

また、拡充幅への「期待感」も多少の上げ要因となるだろう。つまり、今週後半に限って言えば、「期待感による上昇」を見ておきたい。様子見を決め込む投資家もいるのだが、予想が「強い確信」と変化するにつれて、期待感の高まりから上昇幅も大きくなるだろう。そして、23日に予定されている欧州首脳会議において、拡充幅がどこまで広がるのか、要人のコメントや記者会見に注目しておきたい。


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いかがでしょうか"上記の3大通貨分析をまとめると、以下のようになります。


<ポイント1>
円売り圧力が増しやすい


<ポイント2>
米ドルは、対円での動きが制限されやすい


<ポイント3>
欧州金安定化基金の拡充に対する「期待感」も上げ要因



米中の摩擦も気になりますが、基本的にはリスク許容範囲の拡大による「リスク買い」が広がりやすいと言えるでしょう。豪ドルなどの高金利通貨の動向に注目です。


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