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今週の重要指標情報 | アメリカ発の為替関係者のコメントを翻訳するブログ

19日は「ポンド円」と「ユーロ円」に注意!

明日、19日はイギリスで小売売上高指数の前月比と前年比が発表されます。ポンドに直接影響するだけでなく、ポンドに連動しやすいユーロへの影響も心配されています。このところ、対円・米ドル・ポンドで大きく値を下げているユーロであるだけに、ユーロ円の今後にも何らかの影響が出そうな気配がします。

それでは、8月18日現在の「米ドル/日本円」の状況から確認していきましょう。


85.41〜85.44 トレンド状況:やや強気


先日の日本のGDP発表によって、日本が経済大国第2位の座を失いました。株式の世界には日本の景気低迷は大きな影響を与えましたが、為替の世界への影響は限定的だったんですね(私はもっと影響するかと思ったのですが…)

さて、明日19日には、イギリスとアメリカで重要指標が発表されます。イギリスの指標はポンドだけでなく、ユーロにも大きな影響を与えますので、ぜひチェックしておきましょう!


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■8月19日の重要指標■

それでは、8月19日に発表される重要指標を確認していきましょう(時刻は日本時間です)。


☆イギリス:7月小売売上高指数前月比(18:30)
☆アメリカ:新規失業保険申請件数(21:30)
☆アメリカ:8月フィラデルフィア連銀景況指数(23:00)


それでは、1つ1つの指標を詳しく見ていきます。


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■イギリス:7月小売売上高指数前月比■

前回:+0.7% 今回予想値:+0.3%

発表日時:8月19日18:30

イギリス国家統計局が発表する指標であり、国内の個人消費を見る上で非常に重要視される数字でもあります。2010年春のギリシャ危機以降、それまで1%台を保ってきた小売売上高指数ですが、3月以降は0%台で推移しています。

前回が0.7%だったのに対して、今回の予想値は0.3%と、さらに悪化する予想が出ています。したがって、「ポンド/日本円」や「ポンド/米ドル」に何かしらの反応がありそうです。とくに、ポンド売り&円買いの動きには注視しておきましょう。また、発表が「18:30」と、ロンドン市場のオープン途中であることにも要注意です。自信のない方は発表前にポジションを決済した方が良いかもしれませんね。

なお、対ユーロで値を上げているポンドですが、「ユーロ/ポンド」でも何かしらの動きはあるでしょう。となると、それに連動して「ユーロ円」にも影響が出るはずです。併せてチェックしておくことをオススメします。

また、同時刻には小売売上高の「前年比」も発表されます。前回が「+1.3%」であったのに対し、今回の予想値は「+0.6%」となっています。



■アメリカ:新規失業保険申請件数■

前回:48.4万件 今回予想値:47.8万件

発表日時:8月19日21:30

依然として高い失業率に苦しむアメリカですが、新規失業保険申請件数にも改善の予想は出ていません。わずかに前回より数字は良いのですが、「改善している」と言えるほどではないでしょう。

現在の米ドルに対する懸念は、まさに失業率の高さにあります。10%近くで推移しており、これが経済回復の遅れを世界中に露呈しているのです。したがって、今回の新規失業保険申請件数を見ても、「改善していない⇒一時的なドル売り」が起こる可能性は十分に考えられます。

すでに経済回復の遅れは世界中の投資家が認知しているため、長期的なドル売りにはならないと思いますが、「やっぱりまだ回復が遅いな…」との認識は、一時的なドル売りに向かうのです。

となると、再びドル円が84円台に突入する可能性も無視できません。投機の短期筋は、まだ84円台前半へのトライを諦めていませんので、ぜひ注意して見守るようにしておきましょう!



■アメリカ:8月フィラデルフィア連銀景況指数■

前回:5.1 今回予想値:7.0

発表日時:8月19日23:00

16日に発表された「ニューヨーク連銀製造業景気指数」が先行指標と言われており、それに続いて重視される景況感の指数です。机上のデータではなく、一般の会社の経営者などのアンケートをもとに作られるため、まさに市民感覚での景況感を知る上で非常に重要視されます。

今回の数値を見ると、前回の「5.1」から予想値が「7.0」と改善傾向を見せています。また、16日のNY連銀の指数でも、前回が「5.08」で結果が「7.1」だったのです。その意味でも、景況感的には景気の改善がほんの少しだけ進んでいると言えるでしょう。

しかし、上記の新規失業保険申請件数にほとんど改善が見られないため、この指標の改善を投資家がどう見るとかは不透明です。失業保険は失業率とリンクする指標であり、「失業率」と「景況感」を単純に天秤にかけると、どうしても失業率の方が重要視される傾向があります。したがって、予想の「7.0」を大きく超えない限り、ドル買いの流れは進みにくいと考えられます。


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それでは、上記の重要指標のまとめを少ししておきましょう。


<ポイント1>
発表される指標と発表時刻
☆イギリス:7月小売売上高指数前月比(18:30)
☆アメリカ:新規失業保険申請件数(21:30)
☆アメリカ:8月フィラデルフィア連銀景況指数(23:00)



<ポイント2>
イギリスの小売売上高指数が悪化する予想があるため、
ポンド円だけでなく、ユーロ円の動きにも要注意



<ポイント3>
アメリカの失業率に改善が見られなかったように、
相変わらず新規失業保険申請件数にも改善が見られない
したがって、一時的にドル売りが進む可能性がある



<ポイント4>
アメリカの失業関連の指数に改善は見られないが、
一般の景況感としては、わずかに改善が見られる
しかし、これがきっかけでドル買いが進む可能性は低い


ドル安とユーロ安による相対的な円高が深刻ですが、アメリカの経済回復の遅れがまだ懸念されています。

また、翌日の20日には、アメリカと国境を接しているカナダの「7月消費者物価指数」も発表されますので、こちらも併せてチェックしておきましょう!

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