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今週の重要指標情報 | アメリカ発の為替関係者のコメントを翻訳するブログ

介入後の指標で為替を予想してみよう!

さて、昨日の午後に2回目となる為替介入が行われましたが、その後の動向予想を来週前半に発表される重要指標を参考に分析してみましょう。ちなみに、ルーマニアの通貨が「レウ」って、皆さんご存知でしたか"



それでは、9月25日現在の「日本円/米ドル」の状況から確認していきましょう。


84.18〜84.23 トレンド状況:強気

昨日、2回目となる為替介入が行われて以降、徐々に円買いが進み、現時点では84円台前半で推移しています。前回の介入と異なり、介入後の市場の様子見があまり見られなかったと言えます。

さて、そんなドル円の今後はどうなるのでしょうか"来週前半の重要指標と共に分析していきましょう。

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■9月21日〜24日の重要指標■
(時刻は日本時間です)



★アメリカ:9月消費者信頼感指数(28日・23:00)
★ドイツ:9月消費者物価指数(28日・発表時刻未定)
★ドイツ:9月調和消費者物価指数(28日・発表時刻未定)
★日本:第3四半期日銀短観・大企業製造業(29日・8:50)
★日本:第3四半期日銀短観・大企業非製造業(29日8:50)
★ルーマニア:ルーマニア中銀政策金利(29日・発表時刻未定)


それでは、1つ1つの指標を詳しく見ていきます。

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■アメリカ:9月消費者信頼感指数■

前回:53.5 今回予想値:52.3

発表日時:9月28日23:00

非常に重要な指標です。先週は、改定値で大幅な改正が行われた指標がいくつかありましたが、総じて好感の持てる指標が多かったアメリカの1週間でした。しかし、やはり円買いの流れは止められず、また、介入が行われたにもかかわらず、ドル買いの動きはそれほど加速しなかったと言えます。

今回、消費者信頼感指数は、僅かですが悪化する予想が出ています。これによる急速な円買いが進むとは考えられませんが、ドル買いの動きも鈍くなる可能性はあります。したがって、この指標による円買いのストップは期待できないでしょう。

しかし、徐々にですがアメリカ経済の回復も見られるようになってきており、また、現時点ではユーロの勢いが良くなってきていることから、今後のアメリカの指標も目が離せないと言えるでしょう。



■ドイツ:9月消費者物価指数■

前月比 前回:0.0% 今回予想値:−0.2%
前年比 前回:+1.0% 今回予想値:+1.3%

発表日時:9月28日 発表時刻未定

ドイツは、ユーロ圏の経済の中心国の1つであるだけでなく、ユーロを採用している国としては最も経済の影響力を持った国でもあります。消費者物価指数は、計算によって求められた数値ではなく、まさに国民レベルでの景気の判断指数ですので、この指標によって大きく相場が動くことも珍しくありません。

今回、9月消費者物価指数の前月比と前年比が発表されるのですが、前月比では悪化、前年比では改善する予想が出ています。今回のケースで、前月比と前年比のどちらにウェートを置くべきか、これに関しては意見の分かれるところですが、前年比にウェートを置いた方が無難と言えます。

というのも、ユーロ圏の景気が危機的な様態になったのは、約2年前のリーマンショック以降です。したがって、直近の前月比よりも、長い目で見た回復の方に軍配が上がると言えます。前年比の改善は僅かですので、これが大きくユーロを上げるとは思えませんが、少なくとも、ユーロの買い材料の1つとして認識されるべき指標でしょう。



■ドイツ:9月調和消費者物価指数■

前月比・前回:+0.1% 今回予想値:−0.2%
前年比・前回:+1.0% 今回予想値:+1.3%

発表日時:9月28日 発表時刻未定

消費者物価指数とよく似ている指標ですが、これは、「同じ商品の店による価格差を是正した消費者物価指数」と言えます。たとえば、全く同じ商品であっても、一般的な小売店で購入する場合と、ディスカウントストアで購入する場合とでは価格が変わってきます。

消費者物価指数では、その価格差に対応したデータが出しにくいため、その調整値を加えた指標が「調和消費者物価指数」なのです。消費者物価指数と同様に、非常に重視される指標と言えるのですが、今回は前月比で悪化するものの、前年比では改善する予想が出ています。

前述の通り、今回のケースでも前月比より前年比にウェートを置く方が無難と言えます。もちろん前月比も重要な指標ですが、前年比の改善の方に投資家の目が向きやすいと言えるでしょう。



■日本:第3四半期日銀短観・大企業製造業■

業況判断・前回:1 今回予想値:7
先行き・前回:3 今回予想値:3

発表日時:9月29日8:50

日本国内の指標としては最も重要な指標の1つです。日銀短観にはいくつかの種類がありますが、29日8:50には「大企業製造業」の業況判断と先行きの2つが発表されます。

大企業製造業の指標は、日本経済の柱を見る上で欠かせないものであり、今回、業況判断には大きな改善が見込めそうです。一般的には、日銀短観は株市場にまず大きな影響が表れるのですが、それに伴う為替への影響も視野に入れておきましょう。少しドル買いが進むと考えられますが、それを見越しての豪ドル買いなども視野に入れておいた方が良いでしょう。

よくある傾向として、日本の株価が上がると、豪ドルやNZドルなどの高金利の通貨が買われることも覚えておいた方が良いですね。



■日本:第3四半期日銀短観・大企業非製造業■

業況判断・前回:−5 今回予想値:−2
先行き・前回:−4 今回予想値:−4

発表日時:9月29日8:50

前述の大企業製造業の日銀短観に引き続き、同時刻には大企業非製造業の指標も発表されます。どちらも重要な指標であることは間違いないのですが、どちらかと言うと製造業の方にウェートを置いた方が良いかもしれません。製造業は、数あるファンダメンタルズの中でも「基本のファンダメンタル」と言われており、製造業の復活なくして経済全体の復活もないと言えるためです。

しかし、非製造業も経済全体を左右する大きな要素であり、今回、業況判断には改善が見られるものの、先行きへの明るい見通しは見られない予想となっています。また、業況判断は改善するものの、いまだにマイナスの数値で推移すると予想されるため、大企業非製造業部門ではまだ「現行も先行きも明るくない」と言えるでしょう。

先ほども解説しましたが、今回のケースにおいては、非製造業よりも製造業の方が重視されると思いますが、かと言って、非製造業のマイナス要素が相殺されるわけではありません。したがって、この影響が株市場にどう出るのかをチェックしながら、為替変動にも注意するようにしておきましょう。



■ルーマニア:ルーマニア中銀政策金利■

前回:6.25% 今回予想値:6.25%

発表日時:9月29日発表時刻未定

ルーマニアは、私たち日本人からすると馴染みの薄い国かもしれません。また、ルーマニアの通貨が「レウ」であり、補助通貨が「バン」であることを知っている人も少ないでしょう。

しかし、たとえマイナー通貨を採用している小国でも、金利の高い国となれば政策金利は大きく注目されることになります。現在、ルーマニアの政策金利は6.25%と、日本と比べると非常に高い水準となっています。

金利の高い国の通貨には、当然ですが世界中から資金が集まります。ルーマニアでは日本円は馴染みのない通貨ですが、一般的なお店ではユーロや米ドルでそのまま支払いが出来るなど、とくにユーロ圏やアメリカからの資金流入によるレウの上昇、また、それに伴うユーロの上昇も見られる傾向にあります。

今回、金利は前回の据え置きになる公算が高く、それほど大きな影響をFXの世界に与えるとは考えられませんが、発表前後のユーロが細かく上下する可能性があります。ぜひ注意して見ておくようにしましょう。


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それでは、上記の重要指標のまとめを少ししておきましょう。


<ポイント1>
発表される指標と発表時刻
★アメリカ:9月消費者信頼感指数(28日・23:00)
★ドイツ:9月消費者物価指数(28日・発表時刻未定)
★ドイツ:9月調和消費者物価指数(28日・発表時刻未定)
★日本:第3四半期日銀短観・大企業製造業(29日・8:50)
★日本:第3四半期日銀短観・大企業非製造業(29日8:50)
★ルーマニア:ルーマニア中銀政策金利(29日・発表時刻未定)


<ポイント2>
アメリカの消費者信頼感指数を見ると、
これがドル買いの材料になるとは考えにくい


<ポイント3>
ドイツの消費者物価指数は、少し明るい材料と言えそうだ


<ポイント4>
日銀短観では、とくに大企業製造業に着目しておきたい


<ポイント5>
ルーマニアの政策金利発表前後のユーロの動きは要注意だ

昨日、2回目となる為替介入が日銀によって行われましたが、現在の円買いの動きにストップをかけるには至っていません。

今週前半の重要指標を見ても、やはりその流れにストップをかけられそうなものはないと言えるでしょう。ただし、円買いを加速させるような要素は少ないため、日銀や日本政府の対応とアメリカの金融緩和策などの「バトル」が為替を大きく動かす可能性が高いと言えます。


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