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今週の重要指標情報 | アメリカ発の為替関係者のコメントを翻訳するブログ

明日は豪ドルの利上げか!"

今週の重要指標の中で、最も注目されている指標が明日(5日)に発表されます。オーストラリア中銀による「利上げ」が予想されているのですが、このところ強みを増している豪ドルの指標にぜひ注目しておきましょう。




それでは、10月5日(17時)現在の「日本円/米ドル」の状況から確認していきましょう。


83.22〜83.26 トレンド状況:強気

本日、日銀の追加緩和観測で一時83円台後半にまで円が売られましたが、後場に入って続々と円を買う動きが表れ、17時現在では83円台前半で推移しています。

さて、本日はアメリカの「8月中古住宅販売成約前年比(23:00発表)」以外にそれほど重要な指標はありませんが(前回:-20.1% 予想:+0.9%)、明日には多くの重要指標が発表されます。さっそく1つ1つを確認していきましょう。

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■10月5日〜10月6日の重要指標■
(時刻は日本時間です)



★オーストラリア:8月小売売上高前月比(5日・9:30)
★オーストラリア:8月貿易収支(5日・9:30)
★オーストラリア:豪中銀政策金利(5日12:30)
★アメリカ:9月ISM非製造業景況指数(5日・23:00)
★日本:日本銀行政策金利(5日・発表時刻未定)
★アメリカ:9月ADP雇用統計(6日・21:15)


それでは、1つ1つの指標を詳しく見ていきます。

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■オーストラリア:8月小売売上高前月比■

前回:+0.7% 今回予想値:+0.4%

発表日時:10月5日9:30

最近の為替相場では、オーストラリアの指標が注目される傾向にあります。特に、対米ドルでの強みは増すばかりで、「豪ドル/米ドル」の取引も活発に行われています。そんなオーストラリアで、「小売売上高前月比」が発表されます。前回が「+0.7%」であり、今回の予想値は「0.4%」と、少し悪化する予想が出ていますが、それでも豪ドルの対米ドルでの勢いを止めるまでは行かないでしょう。

しかし、予想通りに悪化した場合、多少、豪ドルへの悪影響が出る可能性も視野に入れておきたいところです。下記で詳しく解説しますが、5日には他にもオーストラリアの重要指標が発表されます。したがって、この小売売上高が市場にどう影響をもたらすのか、「予想以上に変動が大きくなるor細かい動きだけで、大きな影響は見えない」のどちらになるのかを注視しておきましょう。



■オーストラリア:8月貿易収支■

前回:18.88億AUDドル 今回予想値:23.00億AUDドル

発表日時:10月5日 9:30

上記の豪小売売上高と同時刻に発表される重要指標です。小売売上高指標ほど重要というわけではありませんが、貿易が経済の大きな柱の1つであるオーストラリアにとって、この改善は大きな好材料となりそうです。

対米ドルで強みを見せている豪ドルですが、対日本円やユーロに関して言えば、それほど強みを発揮しているわけではありません。もちろん豪ドル高になってはいるのですが、米ドルほどの強みではないため、アジア方面での輸出が好調な動きを見せています。

上記の小売売上高は少し悪化する予想でしたが、この貿易収支の改善は、小売売上高の悪化を吹き飛ばすほどの力を持っていると考えられます。したがって、この合わせ技で豪ドルがどのような動きを見せるのか、また、その後に発表される豪中銀政策金利に向けて市場がどう反応するのか、しっかりとチャートを見ていたいものです。



■オーストラリア:豪中銀政策金利■

前回:4.50% 今回予想値:4.57%

発表日時:10月5日 12:30

おそらく、今週発表される指標の中で最も注目を集めている指標と言えるでしょう。このところの豪ドルの強みは前述の通りですが、それに増して豪ドル買いが進むと予想される指標です。

そもそも豪ドルは、高金利が人気を支える通貨と言えます。そこにプラスして、さらに利上げが行われるとなると、多くの資金が流入するのは言うまでもありません。

以前から、「9月〜10月あたりに利上げが行われるのでは…」との予想が市場で見られており、それに伴う豪ドル買いも進んでいました。そして、ついに利上げが行われるという予想が出たんですね。正式に発表されてからも上がるでしょうが、発表前から思惑買いが進んでいますので、「買うなら今」と言えるタイミングかもしれませんね。



■アメリカ:9月ISM非製造業景況指数■

前回:51.5 今回予想値:52.0

発表日時:10月5日23:00

「ISM非製造業景況指数」は、アメリカ国内で発表される指標の中でもトップクラスに重要度が高いものと言えます。基本的には製造業関連の指標の方が重要度は高いのですが、それに次いで、非製造業の指標も重要視されるのです。

このところの米ドルは、政府やFRBの思惑もあり、「あえてドル安方向に持っていく」という動きが続いています。したがって、今回は少し改善する予想となっていますが、これがきっかけで米ドルに資金が流れるということは期待できないでしょう。

先日、IMFのカーン氏が「自国の利益だけを追求して、わざと通貨安に持っていくことは好ましくない。通貨戦争を引き起こしてはいけないのだ」と述べました。誰もが思っていたことなのですが、それを国際機関が正式にコメントとして発表するのは異例であり、これにより、自国の利益にも出の行動や対策に世界的な批判が高まる可能性があります。そんな中、アメリカ政府やFRBがどう動くのか、今後も注目したいところですね。



■日本:日本銀行政策金利■

前回:0.1% 今回予想値:0.1%

発表日時:10月5日 発表時刻未定

世界的に注目される超重要指標の1つです。日本の政策金利ですが、予想では変わらない数値となっています。また、海外の様々なニュースでも、「金利は据え置き、サプライズもない」という見解で一致しています。

しかし、注目すべきは日銀総裁の「コメント」です。これまで、2回にわたって為替介入を行い、追加の緩和策も検討されているなど、日銀総裁のコメントの重要性は、これまでになく増していると考えておきましょう。

また、円買いで利益を上げ、さらなるテストを模索している投機筋からすれば、総裁の一言一句が注目すべきポイントと言えます。

詳しいコメント等は各ニュースでも発表されますし、FXチャートの速報でも配信されるはずです。絶対に見逃さないようにしておきましょう。



■アメリカ:9月ADP雇用統計■

前回:−10千人 今回予想値:+23千人

発表日時:10月6日 21:15

「ADP雇用統計」と「米雇用統計」の関係について、もう一度おさらいしておきましょう。どちらも似ているようですが、ADP雇用統計は、非農業部門の雇用統計であり、民間の「オートマティック・データ・プロセッシング社」が発表している数値です。

ADP雇用統計は通常、米雇用統計の2営業日前に発表されます。したがって、ADP雇用統計を見て、2営業日後の米雇用統計に向けての準備をするわけです。つまり、ADPで良い結果が出ると、「米雇用統計でも良い結果が出そうだぞ!」と、市場は色々と準備を始めるわけです。

いわゆる、米雇用統計の「先行指数」として、非常に重宝されている指標だと考えておきましょう。そして今回、前回発表よりも改善する予想が出ています。これによって大幅に経済回復が進むとは思えませんが、アメリカ株への資金流入は少し進む可能性があるでしょう。しかし、米ドル買いが一気に進むとはあまり考えられないと認識した方が良さそうです。


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それでは、上記の重要指標のまとめを少ししておきましょう。


<ポイント1>
発表される指標と発表時刻
★オーストラリア:8月小売売上高前月比(5日・9:30)
★オーストラリア:8月貿易収支(5日・9:30)
★オーストラリア:豪中銀政策金利(5日12:30)
★アメリカ:9月ISM非製造業景況指数(5日・23:00)
★日本:日本銀行政策金利(5日・発表時刻未定)
★アメリカ:9月ADP雇用統計(6日・21:15)


<ポイント2>
豪ドルの好調ぶりは、今後も続きそうだ


<ポイント3>
明日(5日)には、豪ドルの利上げが予想されている


<ポイント4>
日銀総裁のコメントは要注意


<ポイント5>
指標は改善するものが多いが、
米ドル買いに結び付く可能性は低い

さて、世界の市場は「日銀の介入はいつ…"」の話題で盛り上がっていますが、まずは明日の指標で相場がどう反応するかをチェックしておきましょう。

また、今週後半には、ユーロ圏での重要指標も多く発表されますので、そちらも併せて確認しておくと良いでしょう。


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