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今週の重要指標情報 | アメリカ発の為替関係者のコメントを翻訳するブログ

明日もアメリカ指標がいっぱい!

今夜はアメリカで重要指標が多く発表されますが、明日もチェックすべき指標が多く発表されます。今週後半のドル円の動向を探るためにも、ぜひチェックしておきましょう!




それでは、10月14日(16:30現在)の「日本円/米ドル」の状況から確認していきましょう。


81.24〜81.26 トレンド状況:ニュートラル


本日に引き続き、明日も多くのアメリカ重要指標が発表されます。まだ経済回復の先が見えないアメリカにとって、直近のドル円の動き、そして、対主要通貨での米ドルの動きを探るに大切な指標、1つ1つをチェックしていきましょう。

なお、今夜のアメリカ指標の情報はこちらをご覧ください。

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■10月15日の重要指標■
(時刻は日本時間です)



★アメリカ:9月消費者物価指数(15日21:30)
★アメリカ:9月消費者物価指数<コア>(15日21:30)
★アメリカ:9月小売売上高前月比(15日21:30)
★アメリカ:9月小売売上高<除自動車>前月比(15日21:30)
★アメリカ:10月ニューヨーク連銀製造業景気指数(15日21:30)
★アメリカ:10月ミシガン大学消費者信頼感指数(15日22:55)


それでは、1つ1つの指標を詳しく見ていきます。

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■アメリカ:9月消費者物価指数■

前月比 前回:+0.3% 今回予想値:+0.2%
前年比 前回:+1.1% 今回予想値:+1.2%

発表日時:10月15日21:30

消費者物価指数は、インフレorデフレを見る上で欠かせない指標であり、数ある指標の中でもトップクラスに重要視されるものだと考えておきましょう。今回、前月比では僅かに悪化する予想ですが、前年比では改善する予想となっています。「差し引きゼロ」と考えてしまいそうですが、投資家心理的には決してプラスに働く数字ではありません。

というのも、現在のアメリカ経済は、皆さんもご存じの通りボロボロであり、「少しでも買い材料が見つかれば…」と市場は模索しているのです。したがって、「変わらない=改善していない」であるため、「経済回復はまだ先だな…」との少しネガティブな印象を受けると言っても良いでしょう。

もちろん買い材料にはなりませんし、ドル売りにストップをかけることも出来ないでしょう。



■アメリカ:9月消費者物価指数<コア>■

前月比 前回:0.0% 今回予想値:+0.1%
前年比 前回:+0.9% 今回予想値:+0.9%

発表日時:10月15日 21:30

生産者物価指数や消費者物価指数には、「コア」と呼ばれるカテゴリがあります。これは、消費者物価指数としてピックアップされた商品の中から、食品とエネルギー関連の商品を除いた数値のことです。

食品やエネルギーは、天候等の条件で価格が変動しやすく、「デフレなのに、天候不順で食品価格だけが上がっている」ということも考えられるんですね。これでは物価推移を正しく反映しているとは言えませんので、食品とエネルギーを除いた「コア指数」の方が、重要視される傾向にあります。

さて、今回のコア指数は、前月比で僅かに改善する予想となっていますが、これが米ドルの買い材料に結びつくとは考えられないでしょう。前年比では変わらない予想が出ていますし、市場にポジティブな印象を与えるほどの改善とは言えません。したがって、こちらもドル売りにストップをかけることは出来ないと考えるのが妥当です。



■アメリカ:9月小売売上高前月比■

前回:+0.4% 今回予想値:+0.4%

発表日時:10月15日 21:30

小売売上高指数は、私たち消費者にとって「最も身近な指数の1つ」と言えるでしょう。つまり、「どれだけの商品を消費者が買ったか"」を表す指数であり、別の言葉で言い換えれば、「私たちの財布のヒモがどの程度、堅いor緩いのか"」を示した数値だと考えてください。

上記の消費者物価指数と同じように、小売売上高指数でも改善は見られません。しかし、何回も言いますが、「変わらない=現状維持」と簡単に考えるのは止めておきましょう。とくに、経済状態が悪い時の「変わらない」は「改善していない」と同じことですので、投資家心理としてはネガティブな印象を持つと考えられます。

したがって、「変わらないから下落もないだろう…」と考えるのではなく、細かい変動からドル売りの動きが現れる可能性も視野に入れておきましょう。



■アメリカ:9月小売売上高<除自動車>前月比■

前回:+0.6% 今回予想値:+0.3%

発表日時:10月15日 21:30

上記の小売売上高指数から、「自動車の売り上げを除いた指数」です。今回の予想をご覧ください。自動車の売り上げを除いただけで、大きく悪化する予想が出ています。アメリカも日本と同様、エコカー減税などの自動車購入に関する政府の補助が打ち出されていたのですが、あくまでも補助を目的として自動車の売り上げが上がり、それが小売売上高の全体を押し上げていたと考えるのが妥当です。結果、自動車を除けば小売売上高は悪化していることが、この指標で分かるでしょう。

上記でも解説しましたが、景気が悪い時の「変わらない」は「改善していない」と同じですので、それにプラスしてこの指標の悪化が加わり、やはりドル売りが加速する可能性を視野に入れておきましょう。

「アメリカ経済の回復が遅れている」は世界の常識ですが、それを象徴している指標と言えるかもしれませんね。



■アメリカ:10月ニューヨーク連銀製造業景気指数■

前回:4.10 今回予想値:6.00

発表日時:10月15日 21:30

ここまで紹介してきた指標は、どれもネガティブなものばかりでしたが、こちらの指標は少し改善する予想が出ています。アメリカ国内には12の連銀がありますが、それぞれに景況感指数を発表しています。その中で最も重要視されるのがNY連銀の「製造業景気指数」であり、「良い」の回答から「悪い」の回答を差し引いた結果を数値化したものです。ゼロを基準としており、その意味では、今回の改善は好意的に受け止められそうです。

しかし、上記の指標でネガティブなものが多かっただけに、この指標の改善が米ドルの買い材料として受け止められるとは考えにくいと言えます。合わせ技で考えても、「まだネガティブが勝っている」と言えそうですからね。

なお、ニューヨーク連銀製造業景気指数は、それから後に発表されるフィラデルフィア連銀景況指数の先行指数としても重要視されます。



■アメリカ:10月ミシガン大学消費者信頼感指数■

前回:68.2 今回予想値:69.0

発表日時:10月15日 22:55

ミシガン大学が行っている「消費者信頼感指数」です。一般の消費者が、今後の景気にどの程度の信頼感を寄せているか、言わば「消費者の気持ちを数値化した指標」と言えるでしょう。一般の消費者心理を指標化したものなので、末端の生活環境がどのようなものであるのか、それを知ることが出来ます。

今回、上記のNY連銀指標と同様に、少し改善する予想が出ています。失業率等の改善はまだまだなのですが、安定した仕事を持っている人にとっては、少しずつ、景気の回復に信頼感を寄せている結果となっています。

ただし、改善しているからと言って素直に喜ぶのは早いでしょう。というのも、ミシガン大学消費者信頼感指数は、NY連銀の指標と違い、「100」と基準としているのです。したがって、「改善はしているものの、まだ基準にはほど遠い」と言えるため、この改善が米ドルによい影響を与えるとは考えにくいものです。


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それでは、上記の重要指標のまとめを少ししておきましょう。


<ポイント1>
発表される指標と発表時刻
★アメリカ:9月消費者物価指数(15日21:30)
★アメリカ:9月消費者物価指数<コア>(15日21:30)
★アメリカ:9月小売売上高前月比(15日21:30)
★アメリカ:9月小売売上高<除自動車>前月比(15日21:30)
★アメリカ:10月ニューヨーク連銀製造業景気指数(15日21:30)
★アメリカ:10月ミシガン大学消費者信頼感指数(15日22:55)


<ポイント2>
消費者物価指数は「米ドルの買い材料にはならない」と考えられる


<ポイント3>
自動車を除いた小売売上高は大きく悪化する予想が出ている


<ポイント4>
NY連銀やミシガン大学の指標は改善する見通しだが、
それが市場に良い印象を与えると考えるのは早合点と言える



さて、ドル円も81円台で推移していますが、今後、日銀がドル安対策として、介入を含めた何らかの措置を取るのか"あるいは、アメリカを捨ててアジアとの経済関係強化に向かうのか"

日本としては、自国のことしか考えないアメリカを「見捨てる」ことを考える時期に入っているのかもしれません。自国要因が少ない日本にとって、アメリカの都合だけで景気が左右されるのは良くないですしね。

なお、今夜のアメリカ指標の情報はこちらをご覧ください。


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